episode XV ページ17
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そして始まったマジフト大会。
僕はその準備期間の間に崩れにくくする為のメイク技術を習得した。
と、言っても絶対に落ちないとかそんな訳がなくてとりあえずあまり顔を変えることがないようにシンプルなメイクをする事にした。
サバナクロー寮は乾燥していてどうも気に入らない。
やけに暑いしここにはそんなに居たいと思えない。
それは寮長も同じなようでげっそりとした顔で眉間を押さえていた。
『寮長、険しい顔をしてはいけませんよ。』
ヴィル「そんな怖い顔してたかしら。」
『はい。寮生が震え上がっています。』
ヴィル「それは失礼したわね。」
美にこだわりのある寮長からしたら乾燥は大敵。
僕自身朝から保湿ばかりしてまだメイクに手を付けていない。
待遇として加湿器やらを配置した随分と綺麗な部屋にはなっているがそれはそれ。これはこれだ。
下地も保湿成分が配合されたものを選んでいる。
『もう、帰りたい…』
僕の体質は乾燥に弱いわけではないがあまり良くない事に変わりはない。
肌に浸透する保湿パックを顔に付け身体中保湿クリームを塗ったくっていたら大きな音が聞こえてきた。
人の叫び声と大きな足音。
ヴィル「マジフト大会に気でも狂ったのかしら。」
『気分が高揚した、という言い回しにしましょう。それだとあまり良い表現にはなりません。』
ヴィル「いい表現にする必要がないじゃない。」
それもそうだ。
騒ぎがどうやら収まったらしくまたもポムフィオーレ寮生の待機室には静寂が訪れた。
服を緩く気崩して服の中までクリームを塗る。
乾燥なんか嫌いだ。
そして次は日焼け止め。
体操着の中にインナーを着るが肌の出ている場所は無防備。
中の僕には分からないが、外には殺伐とした空気が流れていた。
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夜雨 - 三ページですよ (2020年8月18日 9時) (
レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - 夜雨さん» 報告ありがとうございます！すみません、どこのページでしょうか…？ (2020年8月17日 21時) (レス) id: 526cecfd7a (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - 寮服が両服になっています。 (2020年8月17日 21時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - オバブロかな？姿から「なーんてね」「ふふっ」ってぎこちなく笑って言ってるのが想像できた…。鳥肌ァ。自分の為なのに他の人の為になってるパターンあるの最高。誰かに優しく抱きしめられたい感じ？孤独から解放、理解されたい、もどかしい…先が楽しみ…(文字数許さn (2020年8月11日 21時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 主人公君の設定が滅茶苦茶刺さります……更新楽しみにしてます！ (2020年7月26日 1時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2020年2月11日 22時
