episode XII ページ13
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【運動場】
そういえばもう時期マジフト大会があるな。
朝から寮長が騒いでいた気がする。
メイクが落ちる、とか髪が崩れる、とか。
確かにその通りだ。
別に嫌な訳じゃないがメイクが崩れるなんて僕達ポムフィオーレ寮生(1部)からしたら耐えられない事。
『これは…大変だな。研究しないと。』
「なぁに〜？グッピーちゃん。』
『あぁ、フロイドくん。』
フロイド「なんか悩んでんの？」
『ちょっとね。大丈夫、君の所の寮長に手を借りる程のものでもないから。』
フロイド「え〜！聞いてみないと分かんないじゃん！」
『生憎だけどこれは契約をしてまで解決したい事でもないから。』
「おや？どうしました？」
「契約、という言葉が聞こえたような気がしますが。」
あぁ、そういえばこの授業は他のクラスと合同なんだったな。
飛行術だから面白いものが見れるけれど。
主に今、キリッとしたこの3人で。
『契約って言葉に敏感なんですね。
大丈夫です。アズールくんが手を出す事じゃありません。』
アズール「何故フロイドには敬語を付けて話していないのに…」
ジェイド「Aさんが敬語で話しているのはこの中でアズールだけですよ」
アズール「何故っ！」
あぁ、どうしよう。
糞ほどどうでもいい。
『まぁ、オクタヴィネルの御三方はお引き取り下さい。』
ジェイド「ふむ…Aさん、僕の左目を見てください。」
『お断りします。』
今更ではあるが言わせてもらおう。
僕はリドルくんと同じ160cm。
つまり、この高身長の人間(人魚)に囲まれた場合威圧感というものがある。
そんなのに動じることは無いが他人から見た場合はリンチされているようなそれになるだろう。
『もういいかな。』
フロイド「げぇ、これから飛行術じゃん」
『ふふ、頑張ってね』
フロイド「は？手伝ってくんねぇの？」
『魚が飛べるわけない、なんて言う方がそこにいるでしょう？
僕がいたところで変わるものじゃない。』
そもそも飛ぶことを諦めている彼等が僕の指導で変わるとも思えないし、僕は無駄な労力を使いたくない。
実は後者が本音である。
面倒くさいから彼らから離れることにした。
アズール「待ってくださいよおお！」
あぁ、五月蝿いな。
暇じゃないんだから、絡まないでくれ。
＿＿＿＿
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夜雨 - 三ページですよ (2020年8月18日 9時) (
レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - 夜雨さん» 報告ありがとうございます！すみません、どこのページでしょうか…？ (2020年8月17日 21時) (レス) id: 526cecfd7a (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - 寮服が両服になっています。 (2020年8月17日 21時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - オバブロかな？姿から「なーんてね」「ふふっ」ってぎこちなく笑って言ってるのが想像できた…。鳥肌ァ。自分の為なのに他の人の為になってるパターンあるの最高。誰かに優しく抱きしめられたい感じ？孤独から解放、理解されたい、もどかしい…先が楽しみ…(文字数許さn (2020年8月11日 21時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 主人公君の設定が滅茶苦茶刺さります……更新楽しみにしてます！ (2020年7月26日 1時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2020年2月11日 22時
