ココロー43 ページ6
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『(重い!どんなに分厚い冊子だよ!
うわー、これまあまあ苦手なところの範囲だ…
復習プリントなんてなければいいのに…)』
「あれ? Aどうしたんですか?」
『あ、テツヤ!
良かったら半分持ってくれない?
3分の一でもいいから!』
と言うとテツヤは 3分の二のプリントの量を持った。
「重い、ですね。意外と」
『テツヤの方が多い!
重いでしょ?私もっと持てるよ!』
「…僕は男です。これくらい楽勝です。」
『ふふっ、そ?ならいいけどー!』
フンっとテツヤは何故かドヤ顔をしている。
目は相変わらず死んでるけど。
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「それよりこれ、どうしたんですか?」
『あー、先生に雑用を押し付けられちゃって』
「まあ、僕達の担任ちょっといい加減なところありますもんね…」
『まあ 面白いところもあるから意外と人気なんだけどねー』
「謎、ですね。」
『だねー。』
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LL教室の鍵が空いていなかったので、LL教室のロッカーの上に冊子を置いた。
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『さ、 部活行こっか … 』
「はい。行きましょうか」
私達は無言で歩き出した。
すると、テツヤが急に立ち止まった。
『テツヤ?どうしたの?』
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アリス&カギ☆ - 続きがんばって!楽しみにしてるよ! (2016年8月10日 14時) (レス) id: 962274472c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙雨兎 | 作成日時:2016年7月26日 13時