ココロー42 ページ4
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『さつきちゃ!「ねえ、さつきちゃん!今度駅の近くに新しいアイスのお店ができるんだって〜!一緒に行かない?」…!』
私がさつきちゃんに話し掛けようとすると、毎回 毎回 有紗ちゃんが邪魔をしてくる。
「有紗ちゃん…う、うん、いいよ!」
そう言ってさつきちゃんは少しぎごちなく笑った。
そしてこっちを振り向こうとしたが、有紗ちゃんがそれを阻止した。
「さつきちゃん!タオル一緒に洗いに行かない?ドリンクはAちゃんがやってくれるって!」
「えっ でも 昨日もその前も ドリンクAが…」
「大丈夫、だいじょーぶ!
本人がやりたいって言ってるんだし!ね?」
そう言って有紗ちゃんはこっちを向いて ニコッと笑った。
『…うん、ドリンク作りは任せて。』
「ねっ? ほら! さつきちゃん行こ!」
とさつきちゃんを引っ張って行ってしまった。
さつきちゃんが不安そうにこっちをチラッと向いたので、私は少し口角を上げて笑って見せた。
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アリス&カギ☆ - 続きがんばって!楽しみにしてるよ! (2016年8月10日 14時) (レス) id: 962274472c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙雨兎 | 作成日時:2016年7月26日 13時