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９話 補佐官、帰還 ページ10
黒猫ちゃんと過ごして数日たったある日…
ヒュー…バーン！
ピクッ、と黒猫ちゃんが音に反応して起きた
見ると、花火が上がっている
打ち上げ花火？
何かイベントでもあるのかな？
姫華さんが第二補佐官にでもなるのかな
あ、それとも双子ちゃんが遊んでるとか？
それにしても、でっかい花火だなぁ
黒猫ちゃんビックリしてるかも
黒猫「……！」
貴女「？どした？」
黒猫「Aさん、閻魔庁に帰りましょう」
貴女「
やだなー…行きたくない
目をそらしてイヤイヤアピール
黒猫「主からの伝達です」
貴女「鬼灯さんからの？」
アレ鬼灯さんからの何かの合図なのかな
黒猫「“貴女の無実の証明のために、戻ってきてほしい”」
え、そうなの？
うーん…
まあ、そういうことなら…
終わったら
またここに帰って…
黒猫「Aさん、荷物をまとめて下さい」
貴女「え、またここに戻るんじゃ…」
黒猫「戻りません、ここに戻らせるなとも言われていますので」
かぷっ
ぐいぐい
黒猫ちゃんは私の服の裾を引っ張る
貴女「分かった分かった」
しょうがない、行くか
閻魔庁に戻るつもりなかったけど…
私は荷物をまとめ、黒猫ちゃんを抱え
貴女「おーい、朧車さーん」
朧車を呼び
貴女「閻魔庁までお願いします」
閻魔庁に向かった
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作者名：Nami☆ | 作成日時：2024年1月25日 23時
