34 ページ34
、
ーーモストロ・ラウンジ
「かなり賑わってるね」
夜になり、ユウたちは約束通り、モストロ・ラウンジへやってきた
夜も変わらず、神秘的な水の世界
ビルの屋上から立ち並ぶ夜景を眺めているようだった
おしゃれなバーの雰囲気は大人の味だった
「あー、小エビちゃ〜ん。いらっしゃい〜。それに、ウニちゃんも来たんだ」
寮服に身を包んだフロイドが、トテトテとやってきた
ユウに気づいてにんまり
そして隣にいる寮服を着たナミにも…
「へっ!?ナミ!?寮服じゃん。このヒラヒラいつか触ってみたかったんだよねぇ〜」
ナミに抱きついたフロイド
すぐにナミのドレスを興味津々につまんで引っ張った
「おや…これはこれは早速のご来店ありがとうございます」
ようこそ、モストロ・ラウンジへ、と変わらない笑みを向けるジェイド
ナミを見つけてはその笑みをより一層深めた
「さえ…お客様、本日のご用件は?」
ジェイドの質問に対し、ユウが真剣に
「イソギンチャクについて相談がある」と足を前に出して、申し出た
「ふふふ…かしこまりました。今、支配人は別のお客様のご相談を受けておりまして。しばらく、店内でお待ちいただけますか?」
ジェイドはユウたちを席に誘導した
ちなみにワンドリンク制だという
「イソギンチャクさん。こちらオーダーお願いします」
ジェイドは遠くにいる誰かに聞こえるよう、そうハッキリ述べた
すると奥から「悪いが、ドリンクを運ぶのが先だ」「混んでるんだし、注文くらいアンタが取れっての」とデュースとエースが
、
557人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2022年12月5日 18時