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ーーモストロ・ラウンジ





「かなり賑わってるね」


 夜になり、ユウたちは約束通り、モストロ・ラウンジへやってきた
 夜も変わらず、神秘的な水の世界
 ビルの屋上から立ち並ぶ夜景を眺めているようだった
 おしゃれなバーの雰囲気は大人の味だった




「あー、小エビちゃ〜ん。いらっしゃい〜。それに、ウニちゃんも来たんだ」


 寮服に身を包んだフロイドが、トテトテとやってきた
 ユウに気づいてにんまり
 そして隣にいる寮服を着たナミにも…




「へっ!?ナミ!?寮服じゃん。このヒラヒラいつか触ってみたかったんだよねぇ〜」


 ナミに抱きついたフロイド
 すぐにナミのドレスを興味津々につまんで引っ張った
 



「おや…これはこれは早速のご来店ありがとうございます」


 ようこそ、モストロ・ラウンジへ、と変わらない笑みを向けるジェイド
 ナミを見つけてはその笑みをより一層深めた




「さえ…お客様、本日のご用件は?」


 ジェイドの質問に対し、ユウが真剣に
「イソギンチャクについて相談がある」と足を前に出して、申し出た




「ふふふ…かしこまりました。今、支配人は別のお客様のご相談を受けておりまして。しばらく、店内でお待ちいただけますか?」


 ジェイドはユウたちを席に誘導した
 ちなみにワンドリンク制だという




「イソギンチャクさん。こちらオーダーお願いします」


 ジェイドは遠くにいる誰かに聞こえるよう、そうハッキリ述べた
 すると奥から「悪いが、ドリンクを運ぶのが先だ」「混んでるんだし、注文くらいアンタが取れっての」とデュースとエースが




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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2022年12月5日 18時

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