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そして次の日、
ユウとナミ、そしてジャックはアズールについて調べる班になった「なんか警察の捜査一課みたいで楽しいんだけど!」
「さて、早速アズールを監視しにきたわけだが…」
ジャックがアズールのいる教室を覗く
「授業をサボってね」とユウは、いけないことをしているみたいで楽しい、という気分になっていた
「学園長直々の命令なんだ。サボりも大目に見てくれるだろ。それに、負けっぱなしは気にくわねぇ」
ジャックは腕を組む
アズールの強さについて知りたいようだった
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一時限目
アズールのクラスは音楽だった
講堂にアズールの歌声が響く
「アイツ、やたら歌がうめぇな」
ジャックは目を丸くしていた
ナミはパチパチとアズールの歌声を手で誉めた
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二時限目
アズールのクラスはトレイン先生による、動物言語学の授業だった
ルチウスと会話をちゃんとできている
ナミはじーっ、とルチウスを見つめた
「にゃぁーご」
ナミはルチウスに微笑みかけた
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三時限目は魔法薬学だった
魔法薬学室で、アズールがテキパキと調合している
「グッボーイ!これは3年生の学年末試験レベルの調合だぞ」
クルーウェルがアズールを褒める
ナミはそこだけムッ、とした
クルーウェルに褒めてもらえるのは自分だけがいい、と可愛い嫉妬をしてしまっている
「ユウ、ちゃんと調べてるか?」
その隣でジャックはユウのメモを覗いた
ユウは「もちろん!」という割には、“ナミちゃんは猫が好き”、“今回初めてナミちゃんが嫉妬しているのを見た。ギャンかわ”とナミの観察しかしてなかった
「お前な…」
ジャックはそのメモを、人力で破いた
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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2022年12月5日 18時