6【荒野の反逆者編ー完ー】 ページ6
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ーーオクタヴィネル寮
ここはオクタヴィネル寮
マジカルシフト大会の売り上げを帳簿に記入していたアズール。前年度より12%アップしたことに喜んでいた
「でもさぁ〜、今回の大会、オレたちビリから数えた方が早い順位だったじゃん」
フロイドがアズールのそばでそう話す
アズールは「そんなもの、最下位でなければいいんです」と笑った
「所詮マジカルシフトなどディスクを追いかけて犬のように庭を駆け回るだけのお遊び」
アズールはマジカルシフト大会を、レオナたちとは違い、小さなイベントだと解釈する
「僕たちオクタヴィネル寮が本気になるべきフィールドはーーそう…期末テストです！！」
アズールはそれに向けて張り切っていた
そこへジェイドがやってくる
「アズール。早速、依頼人から連絡が。今夜、ラウンジに直接お話しにいらっしゃると」
「わかりました。では特別なおもてなしの準備を」
アズールはコートを手にとる
ジェイドとフロイドはその両脇に立った
「さて、どんなお願いをされるのやら。楽しみですね。フフフ…」
「てさかてかさー！聞いてよー！」
不気味な笑いをしているアズールを声で跳ね飛ばしたフロイド
「ナミがさー」
「！ ナミさんがどうかしたんですか！？マジフト大会で骨を折ったとかですか！？ああ！もう…！だからあんな競技に出てほしくなかったんですよ！フィールドに立った瞬間、心臓が止まりそうになりました！ああ…医療の者を呼んで…」
ナミという名前に強く反応するアズール
フロイドは「ナミのことになるとアズールうるさい」と耳を閉じてしまった
「クスッ、仕方ありませんよ。アズールはナミさんのことが大大大好きなんですから。普段、いじめている側の人間とは思えませんよ」
ジェイドはクスクスと笑った
アズールは「仕方ないでしょう！？つい、いじめたくなっちゃうほどナミさんが可愛らしいんですもの！」とプリプリしていた
「それで！？ナミさんがなんですか！？」
「いや…タコ食ってた」
フロイドはタコ焼きのことを話したかったらしい
「ええっ！？」とアズールがめちゃくそ驚いていた
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作者名：真灯 x他1人 | 作成日時：2022年12月5日 18時
