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ーーコロシアム前 サイドストリート





 ナミはルンルン気分で、
 出店を回っていた
 ユウ達はクロウリーに話があるとかでいない
 エキシビジョンマッチで特別参加枠の話がどうのこうのとかだった




「あ〜ナミじゃん。それ、たこ焼き?オレにも食べさせて♪」
 

 明るい声が聞こえた
 フロイドだ
 ニコニコしながらナミのもとへやってきた




「さっきっからずっと探してたんだよ?出店一緒に回る約束したのに〜」


 フロイドは「あ〜ん」と大きく口を開け、ナミのたこ焼きを食べながらそう言った
 ナミは不思議に思う
 フロイドと約束はしてないからだ




「……約束したよな?」


 フロイドの低い声が耳をつぐむ
 ナミは笑顔で頷いた
 フロイドのマジな顔にはどうしても勝てない




「よかった!それじゃあ次、あっちのチェロス食べに行こう!」


 フロイドに肩を引かれる




「てかさ、ナミ。唇にリップでも塗ったわけ?なんか色っぽく見えんだけど」


 フロイドはナミの顔を覗いた
 唇をじーっ、と見る
 ナミは首を傾げた。リップはつけていない




「なーんだろ。気のせいかな…なんか大人びたように見える…あっ!わかった!」


 フロイドはパンっ、と手を叩く




「マジカルペンが見つかったからでしょ!」


 フロイドはナミの胸元を指差した
 確かにそこにマジカルペンが挿してある
 そう…ナミはちゃんと見つけたのだ
 見つけたし、
 ーー大切な友達を取り返せた

 


「あ、また色気が出てる」


 フロイドはじー、とまたナミをガン見した
 きっと大人びて見えるのは
 ナミが決意を持って友達を助けたからだろう




「まっ、どうせ可愛いのは変わんないし、次行こっ!」


 それからフロイドと出店を回った





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にんじん(プロフ) - めちゃくちゃ好きな展開です!! (6月29日 17時) (レス) id: fa066f41d7 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - 箱さん» きゃっ(*≧∀≦*) (2022年12月4日 22時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
- 私もでーす( 〃▽〃) (2022年12月4日 19時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - 箱さん» マジ?なんか今回、自信なくて…迷ってたけど、そうおっしゃってもらえて安心しました!コメありがとうございます!愛してるー!(謎) (2022年12月4日 18時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
- どうしてだ、どうしてだ❗、どうしでこんなにも好きなてんかいなんだ約(ありがとうございます) (2022年12月4日 17時) (レス) @page44 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真灯 | 作成日時:2022年11月27日 21時

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