検索窓
今日:73 hit、昨日:213 hit、合計:87,487 hit

23 ページ23








ーー当日
 オンボロ寮にジャックが来てくれた
 ランニングついでにユウたちが二度寝して遅刻さないよう見にきてくれたのだ




「ランニングついでだからな!」


「素直じゃないな〜」


 ユウがデレデレしている
 ジャックはフンっ、と腕を組んだ
















ーーサイドストリート フェスティバル




 コロシアムまでの道のりでは
 いろんな屋台が出回っていた
 そこを仕切るのがアズール・アーシェングロット
 見廻中である




「ふむ、今年も客入りは上々。あとは各出店者の販売状況に目を光らせていなくては」


 アズールはメガネを掛け直した
 そこへジェイドとフロイドがやってくる




「寮長、コロシアムの整備が全て完了しました。10分後に選手の入場を開始します」


 ジェイドはそうアズールに伝える
「ねーねーアズール」とその隣でフロイドが気になったことをアズールに聞く




「なんで今年は東校舎から会場まで選手の入場行進なんかすんの?」


 フロイドは「歩きづらいんだけど」と口にした
 アズールはクスッと笑う




「とある方からのご依頼でね。事情は詳しく聞いていませんが…」


「あぁ、なるほど。先日アズールが魔力の増幅薬を作っていたのはそういうことですか」


 ジェイドの頷きに、「えー。何がなるほどなの?入場行進と魔法薬って、話繋がってないじゃん」と不思議に思うフロイド




「シー…誰かに聞かれてはいけません。声を落として」


 ジェイドはフロイドにそう言った
 不穏な雰囲気が流れる「あ、もしかして悪いこと企んでる?」
 そのそばでアズールは「あの薬は30秒ほどしか効果がない。彼は一体、何をするつもりなのやら」とふと考えていた




「アズール。貴方はもう何が起こるか分かっていらっしゃるのですよね?」


「さあ、何のことやら…フフフ」




24→←22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (132 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
238人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にんじん(プロフ) - めちゃくちゃ好きな展開です!! (6月29日 17時) (レス) id: fa066f41d7 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - 箱さん» きゃっ(*≧∀≦*) (2022年12月4日 22時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
- 私もでーす( 〃▽〃) (2022年12月4日 19時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - 箱さん» マジ?なんか今回、自信なくて…迷ってたけど、そうおっしゃってもらえて安心しました!コメありがとうございます!愛してるー!(謎) (2022年12月4日 18時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
- どうしてだ、どうしてだ❗、どうしでこんなにも好きなてんかいなんだ約(ありがとうございます) (2022年12月4日 17時) (レス) @page44 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:真灯 | 作成日時:2022年11月27日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。