17 ページ17
、
「あんたのマジカルペンのことなんすが…」
ジャックは噂で耳にしたナミのマジカルペンをレオナの部屋で見たことを明かした
ナミはジャックが去ったあと、指を唇に当てて考え込んだ
、
、
、
ーー夜、サバナクロー寮
寮の談話室にサバナクローの寮生が集まっていた
「ラギー、お前、昼間ハーツラビュルの奴らに追い回されたんだってなァ？」
笑っていたレオナの顔が沈む
「だからあれほど証拠は残すなっつっただろうが！間抜け！」
ライオンの怒りに
ハイエナは耳を下げて怯む
「それにナミを階段から落としただろ」
「ち、違うんスよ。あれにはちょっと事情があって…」
ラギーはレオナの怒りにあわあわし、「怪我したわけじゃないんで、そこは安心してくださいッス」と付け足す
レオナは舌打ちをした
「…アイツを怪我させたらその皮膚、噛みちぎってたところだったぜ」
レオナはグルルルル、と吠えた
レオナの発言にラギーは下を向く
、
「…どうしてッスか？」
ラギーはボソッ、と呟く
「あン？」とレオナはラギーを睨んだ
ラギーもキッ！とレオナを見つめた
「レオナさん、ナミのこと邪魔だとか、ナミのマジカルペンを盗めとか言ってきたのに…どうして、ナミを庇うような言い方するんスか！？」
レオナの矛盾した心にラギーは問い掛ける
レオナは目を見開いた
「アイツは…」
、
ーー「…気安く俺に触ンな」
ーー「花…？」
、
レオナは何かを言おうとして、口を閉じた
そこにはレオナの大切な思い出が備わっている
「それはお前もだろうが…アイツと友達のくせに。よく階段に突き飛ばしたな」
レオナは話を誤魔化し、鼻で笑った
ラギーは拳を握る
「…もう友達じゃないッス」
「？」
「ナミは友達なんかじゃないッス。赤の他人ッス…」
ラギーは目を伏せてそう呟いた
何かあったな、とレオナは察する
ラギーは誤魔化すように「あっ、当日のことなんスが」と話を変えた
「ん？どーしたラギー？」
突然、ラギーが顔を上げる
、
「今さっき、レオナさんの部屋の方向に人影が向かったような…」
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 245人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にんじん(プロフ) - めちゃくちゃ好きな展開です!! (6月29日 17時) (
レス) id: fa066f41d7 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - 箱さん» きゃっ(*≧∀≦*) (2022年12月4日 22時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - 私もでーす( 〃▽〃) (2022年12月4日 19時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - 箱さん» マジ？なんか今回、自信なくて…迷ってたけど、そうおっしゃってもらえて安心しました！コメありがとうございます！愛してるー！（謎） (2022年12月4日 18時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - どうしてだ、どうしてだ❗、どうしでこんなにも好きなてんかいなんだ約(ありがとうございます) (2022年12月4日 17時) (レス) @page44 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真灯 | 作成日時：2022年11月27日 21時
