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そのじゅーよん! ページ15

放課後。渋る快斗を青子に任せて、二人には先に帰ってもらった。
…教室で待っていると、三人ほどやってきた。
柳原ちゃんと、よくいる子達だ。


貴「何か用?」

柳「率直に言うわね?…あなた、快斗君の何?」

貴「なにって…幼なじみだけど…?」

私が質問の意味が分からないという意味を込めて首を傾げると、「そう。」とだけ返された。
私を見る目がとても冷たい。何でそんな目をするの?

柳「私、快斗君が好きなの。…だから応援してちょうだい。邪魔、しないで」

「そうよ、京ちゃんの恋路の邪魔しないでよ!あなた、いっつも黒羽君にひっついて、気持ち悪いのよ!!」

「ほんとにね!あんなベタベタされて、黒羽君もさぞ嫌な気分でしょうね!」

私が黙ると、口々に私を罵ってくる。
…快斗が嫌がってる、かぁ…あながち、間違いじゃないのかもしれないな…
でも、応援は出来ない。私だって、快斗が好きなんだもん。無理に決まってる。

貴「応援はできな…」

柳「出来ないなんて言わせないわよ?今更、散々彼に迷惑をかけた貴方に拒否権があるなんて思ってるの?」

「京ちゃんこそ黒羽君に相応しいのよ?…あなたみたいな子に好かれて、黒羽君が可哀想。」

「あなた、黒羽君に好きな人が居るの、知らないでしょ?」

どくん。
…今、なんて?

…快斗に、好きな人?


…うそ、でしょ…?…快斗、好きな人がいたの…?

貴「だれ、なの?…誰なの!?」

柳「私よ。」

嘘…!?

私は力が抜けて、その場にへたりこんでしまった。
くすくす、うふふ、なんて笑い声が聞こえる。

…快斗に、好きな人が…?…いても、可笑しくなかったけど、そんな素振り…なかったから。


柳「私と快斗君は、両想いなの♪…でも、まだ恋人って訳じゃないのよね。これから告白するんだから、邪魔しないでよ。快斗君が困った顔してたの、見てなかったの?」

貴「…ッ!」

「あなた、本当に馬鹿なのねぇ?京ちゃんと黒羽君は、告白すれば完全な恋人になるのに…その邪魔ばっかして。」

「これから先、邪魔したら許さないわよ。…覚悟しておきなさい?」

柳「…私の恋、応援してくれるわよね?」

その悪魔のような問いに、私は…









貴「わ、かった…よ…」



_______そう、返事をしたのだった。

そのじゅーご!→←そのじゅーさん!



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ルナ(プロフ) - どうやったらこんな感動するストーリーが作れるんですか!?すごいですね!更新、頑張ってください!! (2020年11月15日 21時) (レス) id: 55c0655de9 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 面白かったです!続きが気になります!更新頑張ってください応援してます (2019年8月19日 14時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - 続きが気になります! 更新無理のない範囲で頑張ってくださいね! 応援してます 長々とすみません (2019年5月3日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nameless0621 | 作成日時:2019年4月2日 14時

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