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そのじゅーさん! ページ14

次の日、快斗は寝坊した。
もう…次の日が休みの時にやったらいいと思うの。だめか、それだと学生ってバレちゃうかもだしね。

にしても、快斗がキッドかぁ…
快斗の秘密を知っちゃったからか、なんだか優越感〜。

青「どうしたの?今日はすーっごいご機嫌じゃない!」

貴「ふふっ、ちょっといい事があったから!」

学校について、HRをやると、快斗は今日休みらしかった。
サボりかな?…まぁ、大方そうだろうなぁ…
今日は快斗、いないのかぁ。寂しいなぁ。
そう思っていると、クラスメイトの一人がはやし立ててきた。

ク「おいおいA〜!旦那がいなくて寂しいのかぁ!?w」

ク2「おっ、アッツアツだねぇー!ww」

青「ちょっと、やめなさいよー!」

貴「あ、青子、大丈夫だから…」

そうやって青子を宥めていると、ひそひそ…と後ろから声が聞こえてきた。

「…きも、何いい子ぶっちゃってるの?」

背筋が凍ったかと思った。
寒くないのに、足先から冷えていく感覚がして。
後ろを振り向けば、くすくすと此方を見て笑っている子が居た。
前々から、快斗にアピールしてる子だ。青子に言われて知ったけど、彼女も快斗の事が好きなんだって。
…クラスメイトの、柳原京(やなぎはらみやこ)ちゃん。

けれど、私はその声を聞かなかった事にして、やり過ごした。



それが、彼女の引き金を引くハメになるとは知らずに。









次の日、私は日直だから早めに学校に来た。
下駄箱を開け、上履きを取ろうとすると、チクッ、と痛みが生じた。

貴「いっ…!…何これ、刃物…?」

陰険ないじめかよ。
おそらく犯人はあの子なんだろうけど、これぐらい別になんてことは無い。
私は刃物をゴミ箱に捨てて、上履きをはいた。









また、とある日。
今度は下駄箱に、一つの紙が入ってた。

青「ラブレター!?」

快「なにいっ!?う、嘘だろっ!?」

貴「…今日、放課後に教室で会いましょう…?」

快「な、なぁ、A、その告白、承諾すんのか?」

貴「やだなあ、まだ告白って決まったわけじゃないし、告白されても受けないよ。」

快「そ、そっか…」

嫌な予感がする。いやに早く鼓動をうつ胸を撫でながら、私達は教室へと向かった。

そのじゅーよん!→←そのじゅーに!



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ルナ(プロフ) - どうやったらこんな感動するストーリーが作れるんですか!?すごいですね!更新、頑張ってください!! (2020年11月15日 21時) (レス) id: 55c0655de9 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 面白かったです!続きが気になります!更新頑張ってください応援してます (2019年8月19日 14時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - 続きが気になります! 更新無理のない範囲で頑張ってくださいね! 応援してます 長々とすみません (2019年5月3日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nameless0621 | 作成日時:2019年4月2日 14時

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