気づいたら囲まれてた。 (ページ15)

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部活動プレイング 4 ページ15

ア「ぐっ…だから運頼みは嫌いなんです！」

？「ふひひ、アズール氏弱いっすなwww」

俺は今、ボードゲーム部の部屋の前にいる。
え？何でって？今白熱してるから入りずらいんですわかってください。
しかも知らない人居る。何あの人。髪の毛燃えてね？うわ暑そう無理。

そうは言っても、俺はアーシェングロット先輩に用がある。ジェイド先輩から渡すよう言われた資料を持っているからだ。
…なので、早くゲームが終わってほしい次第。

ア「こ、この僕が詐欺師に騙されるだと！？有り得ません！」

？「ひひっ、これは人生ゲームですからなぁ。」

うわぁ、楽しそう。ちょっとやりたい。
そう思ってジーッと見ていたら、ふと知らない人がこっちを向いた。目と目がバチッとあった。

？「ひーーっ！！！？」

「！！！？！」

ア「うわっ！？なんですか突然！」

？「だだだだだだ」

ア「だだ？」

？「違う！誰あの人！？拙者初対面とか無理寄りの無理っす！！背ぇ高いし陽キャの匂いがする！」

…あの人怖い。急に話し出すじゃん。
しかも声でかい。怖い。

ア「あの人？…Aさん？何してるんです、そこで」

「お母さん俺あの人怖い…」

ア「誰がお母さんだ！！…ごほん。あの人はイデア・シュラウドさんと言い、三年生ですよ。」

「初対面なのに急にディスられた俺」

ア「ああ…イデアさんはコミュ障なので」

イ「突然ディスられた」

オドオドとしてブルブルと震えるイデア・シュラウドさん。…なんか俺とあんまり合わなそうなタイプの人だなぁ。

「アーシェングロット先輩、これお届けものです。」

ア「…名前呼びで構わないって言いませんでしたか？まあありがとうございます」

「はてなんのことやら」

ア「…。」

じとーっとした目で見られるけど知らぬ存ぜぬを貫いた。アーシェングロット先輩を名前呼び？無理だろ、色んな人敵にまわす(気がする)から。

ア「そうだ、Aさん。ついでですし、一緒にやっていきませんか？」

「えっ」

イ「…アズール氏、勝負を有耶無耶にする気ですな」

ア「そんな訳ないでしょう。彼は色んな部活を見学していると聞いたから誘ったまでです」

多分、イデア・シュラウド先輩が正しいな。
アーシェングロット先輩負けず嫌いだし…ありうる。
そんな訳で、体験をする事となった。

「…宜しくお願いします、ホタルイカ先輩」

イ「へぁっ」