気づいたら囲まれてた。 (ページ13)

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部活動プレイング 2 ページ13

カ「Aーーーー！！また会ったな！！」

遠くから俺を見つけて叫ぶアルアジーム先輩。
うわあ、目がいいな。ドタドタ走ってきて、俺の隣に来た。

カ「今何してるんだ？暇か？」

「…暇といえば暇です」

カ「じゃあ軽音部に来ないか？」

「…なんでっすか」

カ「エースがお前はまだ部活に入ってないって言ってたから！」

「情報漏洩…」

まあいいけど。多分あのアイスのせいだな。
でも美味しかったので後悔はない。俺の食ってたチョコクロワッサンはカニちゃんにあげた。ぎゃいぎゃい騒いでたけど別に気にしない。

「…いいっすよ、行きましょう」

カ「おう！じゃあこっちだ！」

そうして連れてこられた。

？「あ、もしかしてエースちゃんが仲良くなりたいって頑張ってた子かな？」

？「初めて見る顔じゃのぅ、ほれほれこっちに来るが良い」

個性の塊。目にとても悪い。どっちも陽キャっぽいな。
片方のオレンジ色の髪の人は「写メ撮ろ～！」と言ってくるし、ピンクのメッシュ…？が入った人はじーっと見てくる。

カ「此奴がさっき話してたAだ！」

「…ども、A・ビターっす」

？「オレはケイト・ダイヤモンド。けーくんって呼んでね！」

？「わしはリリア・ヴァンルージュじゃ。宜しく頼む」

…取り敢えずファミリーネーム呼びしておこう。
いざこざがあると嫌だし。

「…軽音って何するんすか？」

ケ「普段は楽器演奏かな？歌ったりもするし、結構自由なんだよ」

リ「そうじゃな。各々の好きな楽器や歌を奏でておる。お主も何か得意なものないのかのぅ？」

「……特になi カ「人魚は歌が得意だって聞いたぞ！」 …えぇ…」

アルアジーム先輩、変な事覚えてるなぁ…。
俺別に歌得意じゃないんだが…人魚の個性を認めて、許して。とか思ってたが、俺以外の人が盛り上がってて、いつの間にか俺が歌う事が決定していた。困る。

「…別に普通ですよ？」

リ「よいのじゃ、さあ歌うが良い。」

ケ「ちょっと楽しみかも！」

カ「じゃあA！頼んだ！」

「…はぁ…」

そんな感じでせがまれて歌った。
え？その後？普通に皆から「入らない？」って言われたけど、今んとこ保留にした。