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部活動プレイングページ12

部活動。
それはナイトレイブンカレッジに居るならば所属しなければならないもの。
正直に言おう。

「どの部活にも興味ねぇ」

エ「急に口開いたと思ったら何？？」

デ「けど部活は楽しいぞ？陸上部の見学に来ないか？」

ユ「大変だよね…」

グ「ふなぁ、興味ねぇんだゾ」

いつものマブダチと昼飯を食べてる時の事だった。カニちゃんとサバちゃんが部活の話をし始めて、入部届けを出したという話を聞いた所から始まった。
そこで俺は思い出したのだ。"部活"というものの存在を。

「幽霊部員大歓迎な所ねぇかなぁ…」

デ「せっかく入るなら好きなものを選んだ方がいいぞ」

「そうか…。じゃあ運動部はナシだな。特にバスケ部。」

エ「なんっでそんなお前ピンポイントで言うの！？」

誘おうと思ったのに！と言われた。
うるさいぞカニちゃん。周りの人がこっち見てるでしょうが。

「カニちゃんが居るから」

エ「オレそんな嫌われるような事したかなぁ！？」

「いや別に」

きゃんきゃん言ってるエースをよそに、俺達は昼飯を食べ終え、ミステリーショップへと向かう。何故かというと、甘い物が食べたいというグリムの希望だ。

サ「ようこそミステリーショップへ！小鬼ちゃん達！」

エ「俺アイス～！」

デ「僕もそれで。監督生はどうする？」

ユ「あ、クッキーもある。あれがいいな」

グ「オレ様もなんだゾ！！」

「…チョコクロワッサンで」

サ「OK！ちょっとまっててね」

部活、部活かぁ…。文化部…回ってみようかな。
サムさんに代金を渡して俺達は店を出た。チョコクロワッサン美味。

「あ、カニちゃん一口くれ」

エ「はぁ～？何でだよ、やだよ」

「こっちも一口やるから」

エ「ならいーけど。…ん、うまっ」

カニちゃんはソフトクリームですか、これ。
アイスとか初めて食うなぁ…。カパッと口を開けて、バクッと食べた。

ユ「え」

デ「あっ」

グ「うげっ」

「…あま」

エ「なんっ…このっ…！！アイスの部分綺麗に全部食いやがって！コーンしか残ってねぇじゃん！！」

ぐいっと頬を引っ張られる。いや俺一口貰うって言ったじゃん。カニちゃんはからかいがいのある性格をしてるのでとても愉快だ。

「カニちゃんにしかしないよ」

エ「お前覚えとけよ！！」

そんなカニちゃんの言葉を無視して、俺はどの部活に行こうか考え始めた。