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大事件インフォメーション 3 ーアズールsideー ページ49

学「A君!!!!」


学園長が息を切らしてやってきた。
いつもの余裕綽々といった様子はない、本気で取り乱した学園長が。
僕達を見るなり、状況を察知したのだろう。すぐに魔法を唱え始めた。

学「眠りなさい、A君。…大丈夫ですよ、起きたら全てが元通りです」

そう言った学園長の手から、ふわふわと淡い群青色の光が、Aさんへと向かっていく。
…その魔法は、逸れる事無くAさんに辿り着き、Aさんはそのまま意識を失った。

ア「あれは…」

ジェ「流石…学園長。うぐ…上級魔法をあれだけ簡単に使いこなすとは…」

フ「い、てぇ…う、っぁ」

ア「フロイド!無事、ですか!?」

フ「…あともうちょい遅かったら…首持ってかれてた」

ジェ「とにかく…生きていて、良かったです」

動けない僕とジェイドは、フロイドに駆け寄りたくても駆け寄れない。フロイドが答えてくれたから、生きているかわかっただけの事。
学園長はフロイド達に近寄り、ゆっくりとAさんに手を添え、魔法をかける。
すると、Aさんの体が動き、ゆっくりとフロイドから歯を抜いて、学園長の方へと倒れ込みました。

フ「いた…い…しぬ」

学「今、皆さんに治癒魔法をかけますから、じっとしていてください。」

…目の前で使われる、様々な高度の魔法。
ああ、僕もあんな魔法士だったら。…きっと、ジェイドもやられず、フロイドの怪我も酷くならずに済んだだろう。…情けない。
学園長の治癒魔法がかかり、僕とジェイドも動けるようになった。

学「…この様子だと、A君が暴走したんでしょう。彼から聞いていますか?彼の生態について」

ア「彼の話…ですか?」

ジェ「聞いた事ありませんね」

フ「オレも。あんま話したがらなかったし」

それを聞いた学園長は、あぁ〜っ!と頭を抱えて唸り始めた。何なんだこの人。さっきから挙動不審だぞ。

学「…はぁ、こうなってはやむを得ませんね。A君には申し訳ないですが、彼の事について話しましょう。」

そう言って、学園長は語り始めた。

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きゅうり - 天才すぎんか???好きです。 (2022年3月23日 22時) (レス) @page50 id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年2月28日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - 好きです、こういうのw (2021年2月28日 21時) (レス) id: a63ace1e9a (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年2月14日 16時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nameless0621 | 作成日時:2021年2月14日 16時

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