気づいたら囲まれてた。 (ページ34)

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お料理クッキングタイムページ34

「かんとくせ…えと、小エビちゃん、アザラシちゃん。この前料理作ってやるって約束したけど…何時がいい？」

ユ「相変わらずその呼び方なんだね…。いつでもいいよ、暇な時で。」

グ「普通にグリムって呼ばれたいんだゾ…」

「じゃあ今日いいか？…呼び方についてはフロイド先輩に言って」

イタチザメが全力疾走してから、ウミネコくん先輩に度々弓矢を向けられる事が増えました。とても怖いです。
これに負けず、足を鍛えたいと思っています。

そんな子供じみたことを思いながら、昼食の野菜をむしゃむしゃと頬張る。…全然足りねー。鶏胸肉と温野菜だっけ。ゴマだれとかかけたら美味しいんだろうけど、そのまま食わされている。
何故かって？

ヴィ「あら、ちゃんと守れてるのね。でも姿勢が悪い。背筋を伸ばしなさい！」

「いっだ！！…はーい、ベタちゃん先輩…」

そう、ベタちゃん先輩に扱かれているから。
あれから何度も昼食の途中にこっちに来ては指導をしてくれる。昼食を取らない？って誘うんじゃなくて抜き打ちで来る辺り本気さを感じさせられた。

因みにフロイド先輩のあだ名で呼んでいいか聞いたら嫌な顔はされたけど、シェーンハイト呼びよりはマシだと言う理由で許された。やったぜ。

ヴィ「いい？野菜はキチンと食べなさい。七色の野菜を適度にとる事が大切よ。アンタの場合は特殊だから、多めにタンパク質を取るのも許してあげる。」

「だけど、許容範囲内で…ですよね」

ヴィ「よくわかってるじゃない。そのまま続けるのよ」

そう言ってベタちゃん先輩は去って行った。
後ろ姿も美人とかすげーなぁ。
そう思いながらもっしゃもっしゃ食べてたら、サバちゃんから質問された。

デュ「最近、ヴィル先輩がお前のこと見に来るけど…どうしたんだ？」

「え？…ああ、言ってないっけ？モデルの代行頼まれてんの」

エ「はぁっ！？聞いてないんだけど！！何でマブのオレに言わないわけぇ！？」

「いつの間にマブに」

ユ「す、凄いね！応援するよ！」

グ「よくわかんねーけど、やったな子分！」

褒められてちょっと嬉しかった。
モデル代行が終わったら、お祝いにお菓子あげる！と小エビちゃんに言われたが、そんな余裕ないだろってお断りしておいた。

学園長に直談判するのを進めよう。