気づいたら囲まれてた。 (ページ4)

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New取り立て屋ページ4

「…そんな話、聞いてませんけど」

フ「今決めたからねぇ～。イタチザメちゃん、顔こえーし？度胸ありそうだし？ちょーど良い人材じゃあん？」

ジェ「それにオクタヴィネル寮ですから。寮長の意向には従って貰えそうですし」

ア「対価無しに引き受けてくれるとは思っていませんから、対価については話し合いましょう。」

あれ、俺が受ける方向で話が進んでる…。

エ「取り立て屋？お前災難だな…」

フ「カニちゃんなんか言ったぁ？」

エ「頑張れって言いました！！」

デ「Aはそれでいいのか？嫌なら嫌と言った方が…」

「あー…うーん…まぁ…」

グ「お前、対価を貰えるならいいやとか思ってそーなんだゾ…」

「…よくわかったな」

グ「顔に出てるんだゾ…」

解せぬ。
知ったばっかの奴にそんな事言われるとかなんか嫌だな。フロイド先輩は俺にこう言ってきた。

フ「まずはぁ、なめられないよーにしなきゃねぇ？だから、オレの真似したらどーお？」

「フロイド先輩の…真似…？」

制服を緩めるとか？物理的な強さを身につけるとか？
今すぐやったって、俺がフロイド先輩に憧れてるって思われるだけじゃ…？

ア「フロイドの真似ですか？…それはそれでありですが…」

エ「でも一年生からは距離置かれちまいそうですね」

ユ「それはちょっと否めないかも…」

「えーと…カニちゃん、サバちゃん、小エビちゃん、アザラシちゃん…？」

俺がそう言うと、皆が一斉にこっちを向いてキョトンとした。
あれ、なんか可笑しい事したか？とか思ってたらフロイド先輩が爆笑し始めた。それに続いてジェイド先輩も笑い始めた。

フ「イタチザメちゃんおもしれーーーっ！ww」

ジェ「ふ、ふふっ…」

ア「そ、そういう…？」

エ「オレお前からもカニちゃんって呼ばれんの！？」

デ「なるべくファーストネームで呼んで欲しいな…」

グ「オレ様はアザラシじゃないんだぞ！」

ユ「こ、小エビちゃん…あはは」

すげぇ多種多様な反応するじゃん。
これ俺が間違ってたやつ？…恥ずかしっ。

フ「ふつーさぁ？オレの真似って言ったら見た目とかぁ？そーゆー感じじゃん？」

「…あっ」

ジェ「まさか呼び方を真似するとは思いませんでしたね。面白くていいと思いますよ。」

エ「でもカニちゃん呼びは…」

フ「あ？」

エ「最高だよな！！」

エースは学ばないのか？
その俺の"真似"をフロイド先輩が気に入ってしまったのでこれからも続けろと言われ(脅され)た。
先輩つよい。