兄妹喧嘩8【ヒロアカ】 (ページ8)

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※表現注意です。

爆豪「その全部…全部が、嘘だと言いてえってことでいいな？」

爆豪の瞳は殺気を宿し始める

お互い譲れないものを抱えてここに立つ

「貴方の言う通り、まだ仮免ヒーローとしては輝かしい功績です
サイドキックとしても優秀…プロになったら良いヒーローでしょう

ですが、敵の疑いがあるのなら、それらも全て無に帰します
強い力をもつヒーローが敵に堕ちるのも避けたい…また、彼女が元から敵の場合も考慮した結果です

ご理解頂けましたか」

これが最後だと言わんばかりに低い声で確認する

爆豪もそれを察して一度深呼吸をし、正門の端へとゆっくり歩いた

公安に、道を開けるように

「…助かります」

爆豪「………」

迷わず歩き出す

Aを連れ出す為に
Aの未来を、奪う為に

横を通り過ぎる時、爆豪はふと思い出したかのように口を開いた

爆豪「あー…俺とAが双子だってこと知ってンだよな？お前」

「もちろんですが、それが何か？」

爆豪「俺もAと同じように、怪しいとは思わねえの？」

「…あなたは林間合宿、ひいては神野の事件の正当な被害者です
また不審な行動や戸籍などに不明な点は確認していません

未来あるヒーローの一人として、考えています」

爆豪「……く…ふはっ…」

爆豪「ははははっ！！俺が未来あるヒーローか！そーかよ！」

突然、爆豪は狂ったように笑い出す

「…！？」

爆豪「そー見えるよなァ！不審な行動も！戸籍に不明な点も！なぁんにもねえもんな！！

だからわざわざ確認してやったんだよ！俺が、Aと、双子だって分かってンのかってなァ！」

爆豪は徐に、ずっとポケットに入れたままでいた両手を抜いた

"あるもの"と同時に

「な、何を！？」

爆豪「他の関係ねえモブにAの眠りを邪魔されるくらいなら、俺が叩き起してやンだよ

これでなァ」

爆豪が取り出したカッター(・・・・)は、その手首に近づく

爆豪「俺も、命賭ける気でいく」

「やめなさい！」

カッターは止まることなく、その手首を

＿＿＿かき切った

爆豪「これくらいで驚いてんの？
…俺達の喧嘩に首突っ込んで、タダで帰れるとでも思ってたのか！？

なァ！そうだろA！！」

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『…最低』

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