第22話 黄金糖 ページ24
棟の中の探検を終えた私は地下の食料庫からあるものを持ち出し、部屋に入ろうとしていた。
────コツコツコツ
耳に届く革靴の足音。こんなにも人を不快にさせる足音を出せるあいつは最強だと思う。
パカ「おや、吟醸様。これはこれは」
貴「どうも」
パカ「吟醸様は、一体何をしていたのですか?」
貴「私?私は、ここより下の探検。あ、そうそうこれ貰っていい?」
そう言って差し出したのは『黄金糖』と書かれた袋。
パカ「構いませんよ。元々、あなたに必要だと思って置いてあったものでございます」
貴「やりぃー!ありがとう(ニコッ」
こういった甘いものは、推理ゲームをするのに必需品だ。なるべく手元から離したくないものランキングTOP3には入るくらいのもの。
パカ「……」
貴「ん?どうかした?」
パカが黙ってしまうのも無理はない。今、Aの声は女色溢れるいわゆる色っぽい声を出しているのだ。
その声は、誰もを魅了しAから目をそらしはしない。いわばAの2つ目の武器なのである。
パカ「噂にたがわぬ声の持ち主だったので驚いただけでございます」
貴「そーお?」
彼女に関しては“声”と“呼び方”については触れられると怒るのだが、今は甘いものがあるせいか触れても怒られない。
パカは静かにボイスレコーダーを起動させようと思ったが、のちのちにバレるとAが怖いので、それをそっとしまい自分が今聞きたいことを口にした。
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ミー - 爽さん» 爽様、コメントを返すのが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!!そう言ってもらえるととっっても嬉しいです(*^^*)期待に応えられるよう頑張ります!!これからも『モノクロ』をよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年11月2日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
爽 - とても素晴らしい作品です!カイコクさんがカッコイイ… これからも頑張ってください♪ (2019年10月21日 20時) (レス) id: e25b731dd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - はるさん» はる様!コメントありがとうございます!!!そのように言っていただけるなんて……感動のあまり、目から汗がっ(´TωT`)これからもよろしくお願いします!! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» ご本人にそう言って貰えるとは……嬉しいです!!これからも、頑張りますね! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 鬼ヶ崎カイコクさん» 私もそう思うでェ (2019年9月7日 1時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミー | 作成日時:2019年2月3日 0時