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第21話 伝言 ページ23

おにーさん「おう、すまねェが俺も遠慮するぜ。次のに回してくんな」

ユズ「カイさんどこへ?」

おにーさん「探検(ニコッ」

笑顔でそう言ったおにーさんが歩いていった方角は

忍霧「……パカの行った方角だ」

あの人は何をするつもりなんだろうか。

貴「忍霧君」

忍霧「なんだ?」

貴「もし、彼について行くのなら伝言を頼みたい。」

忍霧「行かなかった場合は」

貴「行くでしょ。あなたなら。
とりあえず──────って伝えてくる?」

忍霧「ああ。分かった」

“俺は戻る”と言っておにーさんの後をついていく忍霧君。

ユズ「ユイユイはこのあと予定はあるかい?」

貴「私は、自分の部屋より下の階の捜索をしようと思ってます」

ユズ「えぇー、一緒にお風呂に入ろうと思ったのに」

貴「すみません。また今度、誘ってください」






カイコクside


パカの後をつけていき51階へと繋がる階段を登ろうとした時

忍霧「鬼ヶ崎」

「なんでえ忍霧。いつからいた?ステルスはゲーム内だけにしてくんな」

忍霧の目を見れば“何をしようとしている”
訴えかけられているのうな気がして笑ってこう言った。

「いけ好かねェ家畜の皮を、ちょっくら剥いでやろうと思ってな」

忍霧「なに……?」

「シ」

パカが登ろうとしている51階への階段を指さす

パカが登ったのを見計らって

「行くかィ」

と、声をかければ

忍霧「まて、吟醸からの伝言だ」

おにーさん「Aちゃんから?」

貴『バカはいっぺん痛い目見とけ』

「フハハ」

彼女らしい伝言で思わず笑みがこぼれてしまうほどだった。

最初の時も、モニタールームにいる時もその優しさは変わらなかった。

嬢ちゃんが怖がりなのを見越してなのか、真っ先に走り出し怖がりな彼女のそばにいたこと。

モニタールームにいた時、画面が急に切れて怖がってる伊奈葉ちゃんの頭を撫で落ち着かせたこと。

俺ァ、人に優しくする出来るやつは自分がそれ以上に怖い目にあった奴か、元々そういう性格なのかの二択だと思ってる。

彼女は明らかに前者。

貴『とばっちりがゴメンだっただけです』

彼女ならそういうかもしれないが

「優しいねェ」

俺ァ、あの子だから言える言葉だと思った。

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ミー - 爽さん» 爽様、コメントを返すのが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!!そう言ってもらえるととっっても嬉しいです(*^^*)期待に応えられるよう頑張ります!!これからも『モノクロ』をよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年11月2日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
- とても素晴らしい作品です!カイコクさんがカッコイイ… これからも頑張ってください♪ (2019年10月21日 20時) (レス) id: e25b731dd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - はるさん» はる様!コメントありがとうございます!!!そのように言っていただけるなんて……感動のあまり、目から汗がっ(´TωT`)これからもよろしくお願いします!! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» ご本人にそう言って貰えるとは……嬉しいです!!これからも、頑張りますね! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 鬼ヶ崎カイコクさん» 私もそう思うでェ (2019年9月7日 1時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミー | 作成日時:2019年2月3日 0時

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