愛して.愛されて【鬼滅の刃】

満面の笑みで｢愛してるよ｣って言ってみた。 ページ26

〇童磨

｢…………えっ？｣と思わず聞き返す。
貴方からそんな言葉を聞くとは思ってもいなかったらしい。
｢えっ、ちょ、ズルいよA！もう一回言ってよ！｣と凄く聞きたそうにしてる。

嫌だ、とそれを拒否ればムッと頬を膨らませる。
｢不意打ちなんて卑怯だなぁ｣と拗ねながら呟く。

｢あ！｣と何かを思いついたのか此方に近寄ってくき、｢Aがもう一度言ってくれるまで俺が言い続ける、こんなのどう？｣と
言いながら手を頭に固定し逃げられないようにすると

｢A、俺の方が愛してるからね？喰べちゃいたいくらい｣と艶笑しながら言ってくる。


〇宇髄天元

｢ばーか、俺の方が愛してるにに決まってんだろ｣と特に態度を変えず言ってくる。

私の方が。と負けずにいつも引き気味な彼女さんが反抗する。
｢足りねぇなぁ｣と妖艶な笑みで近づいてくる。

｢お前は黙って俺の気持ちを聞いとけばいいんだよ。ンなもんわってんだから｣と気持ちを見透かしたように言い口を重ねてくる宇髄さん。
｢分からねぇならカラダに理解してもらうぜ｣と言い放つ。

〇冨岡義勇

｢…………｣真顔。
流石に傷つく彼女さん。
とぼとぼ と退散しようとする彼女さんの腕を軽く引く。｢………俺は……口…下手だ……だから、伝わらない事が多くてお前を傷つける｣と表情を崩さずに言う。
最後にボソッと｢俺もだ｣と呟いたのを聞き逃さなかった彼女さん。

後日、柱の人達に拡散し冨岡のあだ名が
“照れ隠し口下手野郎”と名付けられた。ことを冨岡は知らない。


〇時透無一郎

｢っ…不意打ちでその笑顔は反則……俺もだよ｣と優しィく微笑む。

｢俺の方が だよ｣と言い直し暫く口論になる。

｢ありがとう、言ってくれて。
……僕、少しアレだからAから言ってくれて嬉しかった。｣と本音を伝えてくれる時透。

恥ずかしがり屋はお互い様でした。ですね。
勇気をだして彼女さんが言って結果的に良かったと思います。


〇お館さま

｢ふふっ、A、無理をしてまで言わなくていいんだよ｣と優しく返してくれる。

言いたかった。と言えば｢ありがとう、俺も愛してるよ｣と微笑みながら頭を撫でてくれる。

｢…お話でもしないかい？｣と布団に寝たきりの体を起こす。
心配そうにすれば｢大丈夫、寧ろAと喋りたそうにしているよ｣と胸を軽く抑えながら優しく言う。

お互いに心地好く感じる。

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