愛して.愛されて【鬼滅の刃】

敵の私に惚れられてみた(その2) ページ34

〇錆兎

｢俺は、鬼を…｣と自分に強く言い聞かせようとする

｢何故、Aは鬼になった？

なっていなかったら、それでなくとも…俺はお前を愛してやれた｣とさり気なく言う。

｢だから、せめて俺がこの手で｣と、そういい刀を構える。


〇宇髄天元

｢すまねぇな、……お前に惚れた｣
と自分の気持ちに正直過ぎる宇髄。

目にも留まらぬ速さで近付かれ抱き締めてくる。

血鬼術を使おうとするも腕に力を入れられ動けない。
｢(…お館様……)｣

其方に行くというのか此方に来いというのか。
多分宇髄さんなら此方に来い、と言うでしょうね。


〇時透無一郎

｢鬼は許せないんだ、冷酷なんだよ、俺の兄を殺したんだから｣と自分の気持ちに上書きしようとしている。

｢なのに、……｣
お館さまへの御恩もあり、どうしようも出来なくなってしまっている。

｢……ごめんなさい｣と呟いたあと
｢如何してお前は鬼になったの？｣と聞いてくる。
心を開いてくれるのではないか。と。


〇冨岡義勇

｢どうやら俺はまだ未熟らしい、
何故鬼に好意を抱かなければいけない？巫山戯るな｣と自分に怒りを覚える。

勿論聞こえない程度の声で。

頸を切った後 貴方さんと目が合い空いた手にそっと自分の手を翳してくる。

これで良かったのか。と満身創痍になりながらも自問自答を繰り返す。


〇伊黒

｢巫山戯るな巫山戯るな……｣
思っている事がかなり自分でも気に食わない様子。

鬼が大嫌いな伊黒が鬼に好意を抱くなんて、と。

｢俺の為にも早く死んではくれないか？｣とかなり毒舌になる。

闘いが長引き、日が上がり貴方が引かなくちゃならなくなり
内心 少しだけ、ほんの少しだけ安心している伊黒。


〇不死川

｢ざけんなァよ、死ねッ！！！！｣

知らないふりをしようとする。知りたくもないだろうけれど。

貴方は親を殺した鬼とは何処か違うのではないかと淡い期待をしてしまう。


もし、此奴が鬼じゃなければ_____。と頭の隅ではそう考えていた。


〇お館さま

｢……辛いことがあったんだろう？｣とフワフワするアレを使ってくる←

鬼と人間と関係なくお話をしようとする。

｢やはり…鬼舞辻無惨は許せないよ｣と気を遣ってか貴方には聞こえない声で呟く。


こんな可愛い子を鬼にしてしまうんだ、と貴方に目を向ける。
｢救いたかったよ、救ってみせたかったんだ｣と、
何処か悲しげに言う。

赤面しながら｢シたい｣と誘ってみた→←敵の私に惚れられてみた。

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