カードキャプターさくら～全てを知っている少女～ (ページ32)

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27話ページ32

「汝らのあるべき姿にもどれ、クロウカード」

ヒラヒラ・・・(カードが落ちてきた)

「っ…これであとはダッシュとショットとチェンジだけ・・・」

シュシュッ・・・！

ユ「チェンジは戻したぞ」

ゴオォッ

ケ「ダッシュも終わった！・・・でもショットは難しいぞ」

「僕が確実に捕まえる！・・静謐なる水よ、新たに芽吹く光の種よ、美しい月光よ、今我に魔を封ずる力を与えよ」

ポウッ・・・

ユ「魔法陣が書かれて行く・・・」

ク「ウッド、魔法陣ができるまでシグを守ってください」

シュルシュル…ビュッ！！(ショットが来た)

「兄さん！！(魔法が間に合わないっ・・・！！)」

ク「(今動いても間に合いませんね)」

ドンッ！！グサッ！

ユ・ケ「シグ、クロウ！！」

ドサッ(シグが倒れた)

さ「シグさ…っ！(ダメだ今声を出したら…)」

ク「シグ…なんで・・」

「こ…すれ・・ば、にい…さ・・たす…かるっ・・・まほ・・じんも…で・・る・・・！」

【こうすれば兄さんが助かる、魔法陣もできる】

ク「？！血が…」

ユ「どういうことだ・・・シグの血で魔法陣が出来ただと・・・？」

ポウッ・・・ヒラッ・・・(魔法陣が発動してショットが封印された)

ケ「おい！シグ！」

「さけ・・・ばな…ても・・きこえ…る・・・ごめ……ね、に…さん・・・ユエ…ケロ…ベ・・・ス・・・先・・・く…・・・や…すみ…」

【叫ばなくても聞こえてる、ごめんね兄さん、ユエ、ケロベロス、先に逝く、おやすみ】

ユ「シグ・・・そんな事言わないでくれ…」

「・・・ま…た・・・あえ・・・ぜっ・・た、だ・・…ら・・なか…で…・・・わら…て・・み・・・な…」

【また会える、絶対。だから泣かないで、笑って皆】

ク「・・・おやすみなさいシグ、貴方の言う通り私達は絶対にまた会えます…来世で・・・会いましょう」

さ「(クロウさんの悲しい顔やケロちゃん達の涙・・・初めて見た、だからシグさんの事言ってくれなかったんだね・・・)」

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魔法陣が倍速で出来たのは血を使ったからです(オリジナル設定)

青白い光で魔法陣を描いていたんですが少し完成が遅かったんです、倒れたシグの血で魔法陣が描かれて完成しました