｡ﾟ*永 瀬 に な り た い 重 岡 さ ん*ﾟ｡ にっ！

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「れ、ん……」



俺の彼女は今、病院のベッドで寝言を言ってる。



一日にいろんな事がありすぎて、疲れたんやろうな。



まだ目覚めない。



の割に、ずーっと寝言で「廉、廉」って呼ぶから、



口許が緩んでしまうわけで。



Aの手を握りながら頭を撫でれば、気持ち良さそうにふにゃっと笑う。



あああ可愛い。



でも、Aの手首には、通り魔に握られてできたであろう痣が残っていて。



あー、あの通り魔、もっと殴ってれば良かったー。



Aに触りやがって。



ちょっとイライラしてきた。



「………………廉、怖い顔」



「え、A………？」



「廉ー……ごめんね」



ケンカしたことかな。



「いや、俺も「廉を、危ない目にあわせて」



…………は？」



「通り魔って、可愛い子狙うんだよね！？廉、危なかったじゃん！



次あったらしばいてやる！」



……Aの、俺への愛が大きいと実感する。



「はいはい。あ、晩飯食いにいくか」



「やったぁ！」



俺の方が、愛してる自信あるけど。


*

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