第7話 電話番号 ページ7
.
大して、期待はしていなかった。
まぁ、前のテストよりは
点数は良くなるだろう
くらいの気持ちだった。
テストの結果が渡された日の昼休み、
まるで犬のように
俺の元に駆け寄る彼。
龍「那須くんっ！ 見て！」
雄「うん」
龍「凄くない？！」
そのテストには、
赤ペンでしっかり「100」の文字。
雄「うん、凄いね」
龍「那須くんありがとっ、大好き！」
何がそんなに嬉しいのか、
とびっきりの笑顔で
抱き締められ、
また、皆からの注目を浴びる。
龍「これで放課後、街行ける！」
雄「そ、なんだ。
……あの、皆見てるよ？」
龍「あ、ごめん」
俺に言われて気付いたのか、
顔を赤くしながら、
離れていく。
(……表情が忙しいな…)
龍「那須くん、ご褒美守ってね」
雄「え？ あー、うん。」
龍「そうだ、はい。これ渡しとく」
雄「うん…？」
天使のように笑いながら、
俺から離れていく。
渡された紙には、
電話番号が書いてあった。
雄「女子みたい。」
鞄からスマホを取りだし、
電話帳のアプリを開き、
電話番号を入力し、
名前は迷った結果『彼(美天使)』
にして、入力した。
また、スマホを鞄に戻し、
席に座った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 179人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りゅ(プロフ) - 更新待ってます（；＿；） (2019年8月19日 8時) (
レス) id: 96b4f5ca06 (このIDを非表示/違反報告)
神保恋零(プロフ) - りおさん» ありがとうございます…！！ (2019年2月2日 19時) (レス) id: 7f315aa4a9 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 神保恋零さん» 了解です!! ずっと待っていますね。 (2019年2月2日 19時) (レス) id: 65c270f629 (このIDを非表示/違反報告)
神保恋零(プロフ) - りおさん» すみませんっ…！ スランプ中なので、次の更新まで少々時期が空きます！ 気長にお待ち頂けると嬉しいです。 (2019年2月2日 17時) (レス) id: 7f315aa4a9 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 続き待っています！！ (2018年12月25日 15時) (レス) id: 65c270f629 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
