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第11話 デート…ではない ページ11

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家に帰り、

彼からのメッセージに返事をした。









雄: 僕の行きたい場所でもいいなら、一緒に出掛けよう









上からな気がしたけど、

とりあえず、そう返信した。




すぐに既読がつき、





龍: ほんとに?!



龍: 次は逃げないでね





そう返ってきた。









.









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そのあと、いろいろ決めたけど、


行きたい場所だけ決まらなかった。








そのまま、予定していた日になり


今、指定された場所にいる。









龍「那須くんっ、おはよう」



雄「おはよう」



龍「行きたい場所決まった?」



雄「……決まってない。」



龍「そうかなって思って、考えてきた。
キラキラしてない所だよ、多分…」









彼の私服は、かっこいいよりは可愛い寄りな感じだった。



俺にはきっと似合わない色も着こなせていた。









龍「服、かっこいいね」



雄「君は…可愛いね」



龍「え?」









男に可愛いって言われても嬉しくないだろうけど…




それでも彼は、少し頬を赤くさせ笑顔で「ありがとう」と言った。









龍「今から行くところでバイトしてる人、先輩なんだ」



雄「学校にいる?」



龍「うん、たしか…バスケ部の人」









なるべく会話が途切れないように、

といつも気を使う俺が、

全く気を使わなくていいくらい、

彼はたくさんの話をした。




ほんとに楽しそうな顔をするから、

俺も少しだけ笑いそうになる。









目的地に着くと、

電車にはほぼ人が乗っておらず、

海が見えた。



それに、

俺らがいた所より、

穏やかな場所だった。









龍「着いたー」



雄「ねぇ、迷子にならないよね?」



龍「うんっ、何回も行ってるから大丈夫」









そう言ったのに、

少し迷子になったのを見て、

彼のことをそんなに知らないのに、

彼らしいな…と思った。









龍「涼くーん」



涼「お、龍我じゃん」



龍「友達、連れてきた!」



雄「…友達…?」









涼くんと呼ばれていた人は、

名前の通りというか…、

爽やかなイケメンだった。





下の名前で呼びあっていたから、

親しい仲ではあるらしいが、



予想外だった、

俺を友達として知らない人に紹介されるのは。









?「誰か来たの?」



涼「龍我と、龍我の友達」



龍「瑞稀くんっ、ここで働いてるんですか?」



瑞「うん」






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第12話 楽しそうな彼→←第10話 何故なのか



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りゅ(プロフ) - 更新待ってます(;_;) (2019年8月19日 8時) (レス) id: 96b4f5ca06 (このIDを非表示/違反報告)
神保恋零(プロフ) - りおさん» ありがとうございます…!! (2019年2月2日 19時) (レス) id: 7f315aa4a9 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 神保恋零さん» 了解です!! ずっと待っていますね。 (2019年2月2日 19時) (レス) id: 65c270f629 (このIDを非表示/違反報告)
神保恋零(プロフ) - りおさん» すみませんっ…! スランプ中なので、次の更新まで少々時期が空きます! 気長にお待ち頂けると嬉しいです。 (2019年2月2日 17時) (レス) id: 7f315aa4a9 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 続き待っています!! (2018年12月25日 15時) (レス) id: 65c270f629 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神保恋零 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年10月5日 16時

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