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36,『…あれが妖怪?』(イッスン) ページ38

〜イッスンside〜




先へ行くアマ公を追いかけると木を成長させる水晶玉を祀ってるであろう壁画があった。




そして更に奥へと行くとオイラ達は何かチンマリした木の芽を見つけた。




鬼)何ですかね?これ…。


イ)オイラにわかる訳ねェだろ。…ん?こいつ微かにサクヤ姉ちゃんと同じ香りがすらァ…。


鬼)…てことはもしかしてこれがあの…、

?)チェストォーッ!!


全)…ッ!?




突然叫び声が聞こえた。




ア)……何、今の…。


鬼)あの細い道の奥からですね。


イ)てかオイラ達以外いないはずじゃ……。


ア)取り敢えず進もう。後、嫌な予感がするに一票!


鬼)同じく一票


イ)オイラもだィ!




?)おのれ…面倒な妖怪め!どこから入り込みやがった!?



ア)やべェ…すごく戻りたい。


鬼)この声も、すごく聞き覚えがあるんですけどね。



ス)うぬぬぬ…鍛錬場に殴り込みとはいい度胸だ!!



ア)はい、予感的中!あのおっさんだー…!


イ)…あれが妖怪?


鬼)あの人妖怪とただ寝てる熊の見分けも付かないんですかね?



ス)我が新奥義の餌食にしてくれよう!

では参る!スサノオ流…四字の印契!
素!狹!悩!汚!陰派、スサノオ流…
減 真空割破斬!!




そう言い、熊に向かって剣を振り下ろした。



大して効いてないけど←



熊は目が覚めたが今度は地面に倒れ、再び寝た。




ス)フ…フハハハハハハ!愚かな妖怪め、思い知ったか。我が新奥義の前に脆くも崩れさりおったわ!
…ゴホン!うむ…まぁ妖怪よ、ここで安らかに眠るがいい。剣士スサノオ、罪を憎んで妖怪憎まず…。
次なる妖怪退治が我を待っておるわ!
ワッハッハッハ!




そしてスサノオ(おっさん)は走り去って行った。




ア)馬鹿だな。


鬼)馬鹿ですね。


イ)と言うか馬鹿以下じゃねェか?


鬼)それより何ですか、“スサノオ(おっさん)”って…。


イ)そこは突っ込まなくて良いんだよ(笑)


ア)ほらそこ、喋ってないで運ぶの手伝え!




そう言うアマ公の傍にはアマ公の腰くらいまである大きな玉。



てかこれって…!



鬼)もしかしてあの壁画にあった水晶玉ですか?


ア)あぁ、これを木の芽があった所へ持ってくの。


鬼)なるほど、そういう事でしたか。


ア)だから転がすの手伝って。


鬼)わかりました。



そう言いアマ公と鬼灯は、水晶玉を祭壇のようなところまで運んだ。

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作者名:迦楼羅炎 x他1人 | 作成日時:2015年4月3日 22時

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