30,『では私はここで待ってますね/馬鹿だろコイツ…』(鬼灯/アマテラス) ページ32
〜鬼灯side〜
再びスサノオさんのところ(家の外)へ来たは良いけど頭突きで起きますかね?
だって先ほどアマテラスさんが3、4回くらい頭突きしたのに全くもって反応ありませんでしたし…。
ア)鬼灯、声に出る。
イ)これ赤の他人が見たら独り言としか思わないよな、多分。
鬼)おっと、失礼しました。
イ)いいから早く中入ってこうぜ。
ア)それもそうだな。
鬼)………、では私はここで待ってますね。
ア)え、何で?
鬼)スサノオさんが起きた時、いきなり見知らぬ人が二人も家の中にいたら流石に戸惑うでしょう?
ですからアマテラスさんは人の姿ではなく狼の姿で行った方がいいかと。
まぁ、その方が─
「たまたま家の中に入った」
─と思われても問題無いかと思いますし。
ア)なるほどね〜。(察し
…良し、それで行こう。イッスンはどうすんだ?一緒に行くか鬼灯と残るか。
イ)行くに決まってんだろォ!
ア)ですよねー。まぁいいや。じゃあ行ってくる。
そう言うとアマテラスさんは狼姿となり中へ。
…大丈夫でしょうか?
ここからアマテラスside↓
おっさんのところに再び行ってみたが、未だにイビキをたて寝ている。
ったく…いつまで寝てんだコイツ。
私は思いっきり強く頭突きを喰らわす。
すると─
ス)ガフッ!……ん?いやー、よく寝た。
やっと起きた。
ス)瞑想にふけろうと地下にこもったらそのまま睡ってしまったようだわ!…ん?何だお前は。古今無双の大剣士〈スサノオ〉さまに何用だ!?
…自分にさま付けてる。
そんな強そうには見えねェなァ…。
むしろ弱そう←
ス)まさか畜生までもが我の噂を聞きつけてやって来るとは…。
ちげェよ!
馬鹿だろコイツ…。
ス)言っとくが我は弟子なぞ取らんぞ。さあポチ、サッサと山へ帰って猿と戯れておれ!まったく…無礼な犬ッコロめ、我の瞑想の邪魔をしおって…。
ちょっとイライラして来た。
イ)やい、トウヘンボク!グズグズしねェで一緒に来なァ!
ス)ムゥッ?…お前は金玉虫!また我の家に入り込んだのか!?
イ)そ…その名前でオイラを呼ぶなと言っただろォ!?アマ公、いいからコイツを連れていこうぜェ!
イッスンに言われるといやだったが、スサノオを無理やり掴み、乗っけた。
そしてあの岩のところへと走った。
ア)(…あ、鬼灯置いてきちゃった。)
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作者名:迦楼羅炎 x他1人 | 作成日時:2015年4月3日 22時