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続き ページ18
鬱は目を丸くした。
「…まだそんなこと考えてたんやな。せやなぁ……うーん……俺がいいかなって思うまでそこにおってや」
私の方へ再び近寄ってくる。
「もうあんな目にはあいたくないやろ？怖いやろ？ここにいればそんなことは起こらんし、俺がたくさん愛したるから」
ああ、またあの笑顔だ。
『でも私はここから出たいのよ』
その言葉は彼には届かない。
この檻の中で明日も生きてゆくしかない。
彼が望む私を、演じ続けるしかないのだ。
終わり
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作者名：柚川 | 作成日時：2019年9月15日 20時
