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続き ページ2
変……？彼はボソリと呟く。
そうか…変か……彼は眉間に皺を寄せた。
『トントン……？』
一瞬の間を置いて彼の表情が戻る。
「事故にあったん…覚えてないんか？」
『事故……』
彼の言葉を信じる限り、私は事故にあったらしい。
頭も強く打っているようで記憶は曖昧に。しかも半年以上入院して、そこから彼の家に来たのだという。
『……そうなの…？』
「せやから俺が面倒見たる。何か不便な事があったらなんでも言ってな」
『事故……』
頑張って記憶を辿ってみるも、事故に関係するであろう事柄は一切思い出せなかった。
「紅茶…淹れるから行ってもええ？」
『あ…うん…ごめんね…大声出したりして』
「じゃあ今度こそ、良い子で待ってるんやで」
彼は再びキッチンへ向かった。
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作者名：柚川 | 作成日時：2019年9月15日 20時
