運命の人の彼女になりました【stxxx】

彼女になって25秒 ページ26

さ「今年もやってまいりました障害物競走！
白組には去年MVPのころん選手がいます！
今のお気持ちをどうぞ！」

こ「え？！あ〜〜〜、僕が1番なんでね、ほんと負けませんようっきいいいい！」


さ「、、、はい、ということでねスタートして行きたいと思います！」

こ「おい！w」

仲良しですな

各選手が位置につき一斉にスタートする

障害物競走といってもみんなが知っているような至って普通のもの

パン食い競走から網抜け、借り物競争、クライマックスに50m走るコース

どの選手も足が早くほんとにころちゃん勝てるのかな、とか思っていたら


『、、、は』

り「だから油断大敵だと、、、」

な「こりゃ今年もMVPはころんかな」

一気に落胆を見せる一同

ころちゃん推しは楽しそうだが

ほんとに早いのかと馬鹿にして悪かったかな、とか思いつつ見ているところちゃんがこちらに走ってくる

こ「A！来て！早く！！」

紙を手に持っている所からどうやら借り物は私のようだ

『ええ？？私敵チームだって言ってるじゃん、、、』

こ「いいから！関係ないしぶっちゃけもう僕が1位だから！」

『余計行きたくないわ』

こ「ぐぬぬ、、、！じゃあもういいや、しっかり捕まっててね」

言葉と同時に宙に浮く体

『は？！何してんの？！』

こ「Aが一緒に来てくれないなら連れて行こうと思って」

『ちょ、まって！！』

みんなからヒュー！と声が上がるが全く良くない、私の彼氏はさとみ先輩である

さとみ先輩もなんならななもり先輩達まで笑っているからもうどうしようもない



借り物のところで降ろされお題を確認しようとするが、一向にころちゃんが見せてくれない

『ねぇお題なんだったの』

係だったるぅとくんが紙を見て笑う

『え？！ねぇなんで笑ってんの！！』

る「いや、ねぇ？ころちゃんこれは、、」

こ「ああああ！るぅとくん！だめ！」

る「分かってますよ笑」

『てかそろそろころちゃんゴールしないと抜かされるよ』

こ「は？！ちょっと行ってくるわ」

そう言って颯爽と走り出すころちゃん


いつもああならかっこいいのに


『で、るぅとくん見せてよ』

る「こればっかりは、駄目ですね」

『けち！腹黒！るぅとくんのばーか！！』

る「ちょ、腹黒じゃないです！」

一向に見せてくれなそうなので諦めることにした



私はこのとき見なかったことを後々感謝することになる

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