【文スト】白雪姫と七人の愛（参）

#90 ページ13

はああ長かった！
お待たせしました！
今月は中木寸が担当致します！

･･･

in武装探偵社･社長室

太｢Aちゃんの異能力についてですが
母親がコンタクト拒むということは
母親は無効化を持っているということになるんです｣

福｢母親が異能力者とは初耳だが...｣

太｢...矢張りおかしいと思いますよね。
私が思うに、母親が拒んでいるのではなく
Aちゃんの深層心理が拒んでいるのかと｣

福｢言いたいことは分かった。
全て太宰に一任する｣




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国木田side

太｢はぁいみんな注目！｣

机上に座って足をくんだ太宰が何やら声をあげた。

中｢どうしたんですか？｣

太｢またひとつ大きな仕事だよ｣

国｢お前の口から"仕事"が出るとはな。
散々ためてある仕事を放っておいてまで
する必要のある仕事なんだろうな？｣

太｢私仕事ためてないから大丈夫だよ｣

平然と太宰が言う。

...はあ、頭痛がする。
それは俺が代わりに片付けたからだろう。

中｢で、その仕事ってなんですか？｣

太｢まあまあ、そう急かさないで｣

国｢急かすも何も、お前が切り出したんだろう｣

太｢乱歩さんはどう思います？｣

江｢社長が良いって言うなら良いと思うけど｣

..なんでこの二人はコンタクトがとれているんだ？

国｢もったいぶってないでさっさと話せ｣

太｢国木田くんは、ほんといつまでも仕事人間だね｣

軽やかに机からおりて顔をあげる太宰。
口調はいつも通りふざけたようだけど
髪から覗く目は、本気だった。



太｢一大プロジェクトだからね
失敗のないようにはいきたい。
もしこちら側が失敗したら....｣

中｢したら？｣




太宰がうふふと笑って言った。




太｢処刑｣

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