芥川龍之介(2) ページ5
芥「う...ぁ!!
お、おい、いっ犬!おおお降りろ!!」
膝にちょこんと乗っている白い犬。
身動きが取れない
下からじっと見つめて来る。
.....背筋から何とも言えない嫌な感じが
ゾクゾクとわきあがる。
『くすっ)その犬、龍くんに懐いてるみたいね?
良いなぁ』
芥「あ、あ、あぁ....(全然良くない!)
犬!降りろ!...こっちを見るな...!」
『龍くん?犬は言葉通じないよ...?』
芥「そんなことは分かっている!!」
少し声を張り上げた瞬間...
「わん!わんわん!」
芥「ひっ....!!」
あぁ、もうダメだ。
...あまり格好のつかない姿は見せたくなかったのだが
芥「た、助けろA、こいつを..降ろせ.....」
『へ!...ひょっとして龍くん
......犬苦手だった...?』
あぁ.....
・・・
Aside
その犬を抱き上げると、
龍くんがふっと脱力した。
『....大丈夫?』
やつれきった龍くんが
ちょっと珍しくて、笑ってしまった
芥「何故笑う...」
声も、声も疲弊しきってる...
『いや。可愛いなぁって思って』
芥「.....//」
あ、照れてる。
ちょっとだけ....
ちょっとだけ悪戯してもいいかな...?
『わんっ!』
芥「っ!!
...た、頼む...本当に....」
ちょ、そんなに嫌いなの?!
目が潤み出した。
『ご、ごめん!泣かないで!』
近寄って肩に手を置くと
芥「泣いてなどない!」
...右頬に光ったものを隠滅するかのように
私の腕の中の犬が....舐めた。
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中木寸(プロフ) - テテボムスさん» はわわ...!!ありがとうございます(コメいただくと舞い上がるタイプの私...笑) これからもよろしくお願いします♪ (2017年3月17日 22時) (レス) id: f9edf98cd8 (このIDを非表示/違反報告)
テテボムス(プロフ) - 5弾まで来ましたね!!すごいです!私この作品大好きなので私まで嬉しいですよ!!これからも応援してます!頑張って下さいね!! (2017年3月17日 22時) (レス) id: 655034698a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中木寸&沙奈 x他1人 | 作成日時:2017年3月17日 21時