標的70 少年にとっての人生 ページ49
突然だった、みー君は振り向き驚いた私の顔をジッと見て言った。
「その少年は不幸だったかも知れないけど、もし少女に檻から出して貰えなかったら大人達にずっと痛い思いして行かなきゃ駄目だったんだでしょ？少年にとって檻から出して貰えた事は、自分の人生を自分で決める事が出来たって事じゃないかなぁ・・・」
『・・・ふふ、ははっ‼』
子供の考えは何時も驚かされるな・・・。
私はつい笑ってしまった。
「Aお姉ちゃん？」
『おりゃ‼』
私はみー君の髪がボサボサになるくらい思いっきり撫でた。
「わっ‼擽ったいよ‼」
そうしてみー君と戯れていたら山姥切が「いつまで遊んでいるんだ？」と言って来た。ふと時計を見るとあと少しで５時になる所だった。
『もうそんな時間だったのか。言いに来てくれてありがとう山姥切。ほらみー君、もうすぐお母さんが迎えに来てくれるから帰る準備をしよう』
***
「今日はどうもありがとうございました」
藤森さんが迎えに来て、みー君が帰ろうとしたら短刀達が見送るために走って来た。
「みー君、御礼は？」
「今日はありがとう‼Aお姉ちゃん‼」
一瞬みー君が不敵に笑う少年に見えた。
『‼』
「バイバイ‼」
藤森親子が仲良く手を繋ぎ、帰って行くのを見ていたら、短刀達は少し元気を無くしていた。
「またぼくたちとあそんでくれるんでしょうか・・・」
そう呟く今剣に私はこう言った。
『心配するな、彼もまた遊びに来てくれるだろう』
「ほんとうですか‼」
私の言葉に「わーい」と喜んでいる短刀達を横目に見て思った。
・・・まあ、次来た時はもっと大きいと思うがな・・・。
『・・・全く言いたい事があって来たのはわかるが、まさかあんな姿で来るとは・・・』
小さく呟いた私の言葉など、短刀達には聞こえていないだろうが。
文句を言いに来たのかと思っていたが、あんな風に捉えられていたとは・・・彼も変わっているな。
「あるじさま〜‼はやくきてください‼こんどはとらんぷをやりましょう‼」
「僕も‼一緒に遊びたいです‼」
短刀達は私の両腕を引っ張って来た。
『わかった、何のゲームにしようか』
・・・また来いよ、歓迎するからさ。
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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☆にゃんロック☆(プロフ) - 応援ありがとうございます！これからも頑張って更新して行こうと思います！ (2018年5月6日 12時) (
レス) id: c4cf9f69dc (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - あと今後他の作品を作る予定があったら雲雀か骸の姉か妹か娘か幼なじみがトリップか転生かコラボした刀剣乱舞かKかワンピースかフェアリーテイルかワールドトリガーの作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも体調に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年5月5日 22時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く凄く大好きで気に入った作品で最初から読んでます雲雀が大好きで今後の主人公と雲雀の関係が気になりますしできれば雲雀オチの両思いになて欲しいですあとヴァリアー編はツナ側で雲雀とディーノの修行に混ざる話が読んで見たいです虹の代理戦争まで書いて欲しいです (2018年5月5日 22時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
☆にゃんロック☆(プロフ) - ヴァリアー編で書けると思います。 (2018年2月28日 15時) (レス) id: 6ab6ca145e (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読ませてもらってます！本丸にザンザスがクルみたいな話はできませんか？ (2018年2月27日 11時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆にゃんロック☆ | 作成日時：2018年2月7日 0時
