黒く美しい少女は“黒曜編”

標的63 六道輪廻 ページ42

獄寺くん残して先へ進んだ俺達は映画館の中へ入るとこの騒ぎの首謀者、六道骸がいた。
ビアンキは六道骸にマインドコントロールされていたフゥ太にやられた。六道骸がいうには自分の体には前世に六道全ての冥界を廻った記憶が刻まれていて、６つの冥界から６つの戦闘能力(せんとうスキル)を持っているらしい。

骸「いきますよ」

六道骸は手に持っている三叉槍の柄の先を床にとん・・・と突いた。すると地面が一気に割れた。

ドゴゴゴゴ

ツナ「そ、そんなぁ‼建物が‼!」

周りを見るとフゥ太、ビアンキ、リボーンが落ちていた。

ツナ「ああ、フゥ太‼ビアンキ‼リボーン‼!」

リボーン「ちっ」

そして俺の足元も崩れていった。

ツナ「わわっ、うわああぁっ‼」

俺も落ちる、もう駄目だと思った瞬間

バキッ

リボーンが行成俺の顔を殴って来た、俺は衝撃で床に転んだ。

ツナ「ブッ‼いでーーーっ、何すんだよリボ・・・んっえっあれ・・・？」

周りを見るとさっきまで崩れていた地面が綺麗に戻っていた。

ツナ「じ・・・地面が戻ってる・・・」

リボーン「お前が見たのは幻覚だぞ」

ツナ「へっげ・・・幻覚⁉」

右目に“一”と書かれた目をした骸は笑った。

骸「クフフフ、やりますね、見破るとは流石アルコバレーノ。そう第一の道地獄道は永遠の悪夢により精神を破壊する能力(スキル)」

精神を破壊・・・

俺は背筋がゾクッとした。

ツナ「ひいっ、こえぇ〜〜〜‼」

「成る程、そう言うことだったんだな」

ツナ「えっ・・・？」

ドガアン‼

突然壁が壊れ、ガラガラと崩れていった。煙が上がり、少しずつ人影が見えてきた。

『私にやったあの技は幻覚か・・・』

ツナ「Aさん‼」

煙の中からAが出てきた、黒いセーラー服はボロボロで砂や埃で汚れていた、何処かしんどそうな顔をしているように見えた。

ツナ「なんでAさんが‼」

『悪いがそれは後にしてくれ、それ・・・よ、り・・・』

ドサッ‼

Aさんはゆっくりと倒れた。

ツナ「Aさん‼」

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