黒く美しい少女は“黒曜編”

標的62 風紀委員長VS六道骸の仲間 ページ41

鳥はパタパタと雲雀の肩に乗って並中校歌を歌っていた。

犬「こいつバーズの鳥手なずけてやんの」

僕は目の前にいる草食動物達をジッと見つめた。

この2匹を倒せばAの居場所がわかるかも知れない。

雲雀「じゃあ、このザコ2匹はいただくよ」

獄寺「好きにしやがれ」

寝転がっている獄寺隼人は笑いながら言った。

犬「死にぞこないが何ねぼけてんだ？こいつは俺がやる」

千種「言うと思った」

犬は歯を取り出し、自分の歯に付けた。

犬「徹底的にやっからさ、“百獣の王ライオンチャンネル”‼!」

犬の左頬にライオンのマークが出てきて見た目がライオンのような姿になった。

雲雀「ワオ、小犬かい？」

戦闘になると感じたのか鳥は僕の肩から飛んで行った。

犬「うるへーアヒルめ‼」

犬はライオンのように走って来た。雲雀は足元にあるトンファーを蹴り上げて掴み強く振り下ろした。だが犬は避けて余裕そうだった。

犬「ひょい♪」

無防備な背中を攻撃しようとしたら、雲雀は素早く回りもう片方の手に握ってあるトンファーで回った勢いで思いっ切り長い柄の先で犬の左頬を殴った。

ガッ‼パリーン‼

犬は殴られた衝撃で窓の外まで吹っ飛ばされた。

千種「犬！」

雲雀「次は君を・・・」

雲雀はヨロヨロと階段を上がり、千種を睨んだ。

雲雀「咬み殺す」

千種は雲雀の圧倒的強さに冷たい汗が滲み出た。

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