21話 ページ22
夜7時に集合したクラスの面々の中に猫がいた
チラッと聞こえた話によれば、面白そうだからと言う
猫の声は他の人間にも聞こえるらしく、西村に聞こえていた
『あほらし』
旧校舎の中に入りくじを引き、番号を照らす為に番号の見せ合いをすれば1枚足りなかった
それだけでクラス連中はざわざわした
時雨のやつからかってるな
笹田「この校舎には逸話があるらしいわ」
純がアイツにこの旧校舎の逸話を話していた
その間に私の番が来てしまい、名残惜しかったが逸話を最後まで聞かずに私はペアの子と校舎を回る
『夜だと結構雰囲気あるね』
「こ、怖過ぎ・・・」
ペアは女の子私よりも背の高い女の子だが、怖過ぎるのか、彼女の身長は私よりも小さく見える
『家鳴りが酷い』
昼間の時も思ったけど、旧校舎って言うくらいで確かに古い
古いが故に家鳴りも酷い
『床抜けそう』
「へへへ変なこと言わないでよ花佳ちゃん!」
『大丈夫だって。何かあっても私が守ってあげるからさ』
ニコッと微笑めば、「花佳ちゃん・・・」と頬を染め始めた彼女
高校に上がってからこういうのが増えた気がする・・・
そんなことを思ってると、急に霧のようなものに囲まれた
気がつくと私の隣にいた彼女は消えていた
『時雨!何をしたんだ!』
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闇黒嶺(プロフ) - るりさん» コメントありがとうございます!感想ありがとうございます!これからも頑張って行きます! (2021年9月17日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
るり - 夏目の小説ありがとうございます!めっちゃおもしろいので更新頑張ってください! (2021年9月15日 20時) (レス) id: 2fc01779ea (このIDを非表示/違反報告)
闇黒嶺(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます!頑張って更新していきます! (2021年8月19日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 更新楽しみにしています!頑張ってください(*´艸`*) (2021年8月13日 5時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2021年6月18日 11時