１年生レース スプリント ページ37
１年生side.
そろそろ、マネージャーの先輩達が出発する頃。
五分と言う差はいくらなんでもデカすぎるような気がする。
このコースは全長50キロインターハイを意識してって言っていたし、この距離は文句はない。
だが、この総距離ではスプリント対決が始まる頃には間に合わないんじゃないか？
そもそも、なんでマネージャーなんだ。
流石にマネージャーの二人の先輩はマネージャーとして、メカニックとしての才能は人並外れたものがあると思う。
だが、それとレースとでは意味が違う。
俺たち1年にはマネージャー位が丁度いいってことかよ…！！
あと、10キロ先にファーストリザルトライン…。
マネージャーの先輩達が追いついてきてる気配はない。
やっぱり、俺たち1年は舐められて…！？
｢いや〜？ごめんね？一年生諸君。こんな早く追いついちゃって。ねぇ〜、A予想より早いんだけど。｣
｢あぁ、思ってたより1年が遅かったってことでしょ。｣
追いつかれ…！？
しかも、遅い！？
｢あぁ、有。でも、ここ。先頭集団じゃないみたいだよ。｣
巫先輩がそう言う
｢じゃあ、ちゃっちゃっと先頭集団まで行きますか〜｣
｢引こうか？｣
｢いや、お前平坦遅いじゃん｣
｢お前の基準で言うな｣
言い争いをするマネージャーの2人は全然余裕そうで、まるで肩慣らしだとでも言うかのように
｢千切られんなよ〜？｣
｢全力スプリントされたら無理だね｣
｢そこは嘘でも、誰に言ってんだよ。とか言ってよ〜｣
｢なんで、そんな茶番に付き合わないといけないの。ほら、急げ〜？｣
｢あ〜ぁ。つまんないの〜。｣
そう言うと更に加速しあっという間に見えなくなった。
咄嗟に反応するも全く追いつけなかった。
マネージャーって…何者なんだ…。
有side.
残り8キロという所で先頭集団に追いついた。
先頭集団には銅橋もいた。
｢きっかり8キロ〜｣
｢流石だわ、A｣
｢私の計算に狂いは無かったね｣
｢さて、我こそスプリンターだと、1年の中でも自分こそが真のスプリンターだと信じて疑わない１年生スプリンターの諸君。私と勝負をしよう。ファーストリザルトまで、残り8000。見せてみなよ、その実力を！｣
そう言うと何人かの1年生が飛び出していく。
いいね。威勢がいい子は嫌いじゃない。
さて、銅橋。お前はどう出る。
飛び出していった奴らを…獲物を狙うような瞳で見る銅橋
コイツは伸びる。成長できる、力がある。でも、それは残念ながら今じゃない
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よしはる(プロフ) - アイカさん» ありがとうございます！楽しみにしていて下さる方がいらっしゃると分かりとても有難い気持ちになると共にこれからも更新を頑張ろうと思えます。更新頑張りますので、これからもどうぞ宜しくお願いします！ (2017年9月13日 23時) (
レス) id: 102fc0cc39 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ - いつも楽しみに読まさしてもらっています。これからも頑張って下さい。 (2017年9月12日 17時) (レス) id: aaa91fe88c (このIDを非表示/違反報告)
よしはる(プロフ) - 夜実さん» ありがとうございます！これからも面白いと思っていただけるように頑張って行きたいと思います！ (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
夜実 - 面白いですね！これからも頑張ってください！ (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしはる | 作成日時：2016年9月25日 6時
