祈願!5 ページ5
真波に手を繋がれ迷子になるよりはマシかなと思いつつ何も言わずにそのままみんなに合流すると、みんなの目線は私と真波の手に
少しの間フリーズしたあと一斉に話しかけてくる
「うるっさい!人多いから迷子防止!」
本当のところどんな理由で真波が手を繋いできたかは知らないけど
私としては嬉しいことに変わりないから、まぁ、いいかなって
私の言葉で残念がる3年をひと睨みした後
「早くおみくじ結んで来なよ。絵馬書くよ」
「いってらっしゃーい」
大吉だった有はこの場に残るようでみんなを見送る言葉をかける
「えっ?有チャンいかねぇのォ?」
「私大吉だったもん」
「む。」
「んじゃァ、ちょっと行ってくるわァ」
靖友と有が絡んでいる時隣から
「俺もついていこーっと!」
と聞こえ、見ると、真波が尽八に絡みに行っていた
そして、残ったのは私と有…
「金色…あの不思議ちゃんマジなんなの…心臓痛い…」
「手を繋いで帰ってきた時とうとうやりよったかと思ったよな」
「残念でした。」
「お前から繋いだの?」
「まさか。真波から」
なんてみんなが行った方向を見つめながら話をする
「そういえば、おみくじなんて書いてあった?」
「すべて良好」
ドヤ顔でそう言う有に若干腹立ちつつもあー、そう。後は落ちるだけですね。と真波に言ったように声をかける
隣でわちゃわちゃと何かを言っている有を無視しつつみんなの帰りを待っていると1番最初に尽八と真波が帰ってきた
「お、結んできた?」
「あぁ!しっかりとな!上の方に結んできたぞ!」
「俺が教えたんですよ〜!」
ワッハッハ!と笑いながら言う尽八とニコニコしながら私に近寄ってくる真波
この瞬間真波に尻尾が生えてたように見えたのは私だけではないと信じている
思わず、真波の頭に手を伸ばすがあと少しで手が届かず、真波は目の前で?マークを浮かべている。
何をしようとしているのか分かった尽八が真波に声をかけた
「真波、少ししゃがんでやれ」
「なんでですか?」
「いいから、少ししゃがめ」
渋々といった様子でしゃがむ真波
「これでいいんですか〜?とうど…っ!?」
尽八に何かを言おうとした時私が真波の頭を撫でた
「ごめんね。真波。尽八は私のしたいことを察してくれて言ってくれただけなの」
そう言いながらも撫でる手は止めない
ふさふさの髪をなでながらちょっと犬みたいとか失礼な事を考える
35人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よしはる(プロフ) - リノアさん» ありがとうございます!真波を可愛く書くことに全力を注いでいたらかっこよくなってくれないのが最近の悩みですw (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
リノア - 真波がかわいいです(笑) バレンタインの話なんて男の子ってみんなそうなのかなとかおもしましたw (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
yoshiharu1013(プロフ) - えむ★さん» ありがとうございます!私の文才不足で真波君の不思議チャンな部分があまり出てないのですが、彼は人懐っこい感じのイメージが強いですね! (2017年3月18日 12時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
えむ★ - 真波くん、なつっこくて可愛いですね!面白いです! (2017年3月17日 23時) (レス) id: 35ae39b3a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:よしはる | 作成日時:2016年10月30日 22時