仮婚。 (ページ8)

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８話ページ8

．

「へ…？」

??「どう？怖い？

殺人犯と朝食食べてんだよあんた。気分悪くなんない？」

「…あ、またまた～

朝からやめてよ～

私冗談苦手なの～笑」

彼の表情で言い方でおふざけじゃないって事くらい分かってる。

…

風の音も。食器が擦れる音も。鳥の鳴き声さえもない沈黙。

「嘘だよね…」

??「ごちそうさま。」

私の言葉を遮り足早にドアへ向かう彼。

が、ドアノブを手に1言。

??「一つだけ言っとく。

俺に近づくな。」

ﾊﾞﾀﾝｯ

何それ…

「…どういう意味。」

今の私には彼の言った言葉の意味がよく分からなかった。

…

朝食を終え、部屋でまったり…

なんて暇はなく。

今は、着せ替え人形の如く綺麗な服を着させられどこかへお出かけ。

あ、行き先は全然知りません。

ひとつ言える事はテヒョンって人と一緒って事。

さっきから車で20分程隣に座ってるっていうのに会話も一切無し。

それどころか、外の景色に夢中。

「妻より景色。ですか…」

P「ん？奥様何かおっしゃいましたか？」

「え、いやあの何でもないです笑」

パクさんすぐ反応するからな…笑

P「かしこまりました。」

「あの、どこへ行くか聞いても？」

Th「目的地についたらお前は黙って俺の横歩いとけ。」

「いや。あのどこへ行くか聞いてるんです笑」

Th「うるせえな。

座ってればつくんだよ。知らなくていい。」

「知る義務くらいありますよ！！」

と、言ってるそばから目的地らしき建物。

「うわ～～…」

思わずのけぞるほどの高さのホテル。

「ここで何が？」

P「今日は、坊っちゃんの奥様になられた方。

つまり、あなた様を会社に関わる皆様にご紹介する日でございます。」

「え、だって、私そんなの聞いてない！！！

心の準備も！！！無理無理無理！！！！」

もう降りるというのに降りたくないと駄々をこねる私。

分かってるんです。分かってるんですよ？もちろん、そんな事いつかしないとと思ってたし、

でも、何も聞いてないんだもん…

Th「こうなるから黙っててもらったのに。

パク！！」

P「すみません、坊っちゃん

もう着きましたのでよろしいかと…」

Th「言い訳。」

P「申し訳ござい…」

「いやいや、あの！

すみません。降ります。全然パクさんは悪くないです。すみません。降りますね」

いや～！