仮婚。 (ページ26)

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２６話ページ26

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｢…。ありがと。｣

ジョングク。のとった行動に驚いてキョトンとする私。

まあ驚いてるのは私だけじゃなくあとの2人もだけど。

Pm｢ジョングク優しくなったのね(笑)

この人、小さい頃は全然笑わないしいつも本読んでるって感じ？
そーゆータイプだったのに (笑)｣

そう、あはは。と突然私に笑顔で話始めたポムさん。

でもその笑顔はなんか純粋に過去を振り返ってるんじゃなくてどこかぎこちなく見えた。

あー、きっと当てつけなんだろうな。
でも私だって負けないし。
てゆか、この人達の近くにいるの今は私よ！！

そんな醜い張り合いすら出てきてしまった
別にこの人達の事なんも知らないのに…

｢そうなんですか？私も初めてあった時は全然冷たくて、でも今は笑顔も見せてくれるし名前だって呼んでくれたんですよ (笑)｣

Jk｢だから、あれは…｣

｢黙りなさい｣

また否定しようとした彼に腹話術の様な口と睨みをきかせて黙らせる。

Pm｢へぇ〜、あなたには心開いてるのかもね｣

｢そ〜！！かもしれませ…｣

Jk｢んなわけねえから｣

｢え…｣

Pm｢ですって(笑)｣

くぅ！！！！ムカつくこいつ！！！

｢まぁ、この人は義弟ですからこのくらいが可愛いもんですよ。(笑)｣

今の私にはこれが精一杯のフォロー

Pm｢義弟どころか旦那様にも…ね｣

そのフォローも無駄にポムさんの一言が突き刺さる

｢この冷たさが好きなんです私 (笑)｣

なわけねえだろ！！

Pm｢へぇ、私は優しいテヒョンが好きだけどね。
冷たくなんてされた事ないからそっちも試してみたいわね(笑)｣

なんて嫌味たらしくそう言いながらアイツに笑顔を向ける。

それに対してあいつも照れくさそうにはにかんでるし

隣見たら何か腕組みして不機嫌そうだし。

私今ひとりぼっちか〜。あ、いつもか。

Pm｢そういえばAさんこの前テヒョンの会社の皆さんに挨拶しに行かれたんでしょ？｣

｢は？｣

小さかったがつい出てきてしまった言葉。

この人、この前電話で話してたんでしょ。
あなたが『倒れた』から中止になったの知ってるはずでしょ…

これには流石に腹が立った。馬鹿にしすぎ。

てか、そいつの会社じゃねえし！！！
キムさんのだし！！将来はジョングクのかもしれないし！！！

もういいもう知らない。

｢その話はあなたが一番よくわかってるんではなくって？(笑)｣

反撃開始。