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「え、ちょ、ちょっと待ってください。ルーピン先生、今日誕生日なんですか？！？！」
ル「ん？そうだよ。そんなに叫んで、一体どうしたんだい？」
いやいやいや、そりゃ叫びますって。なんせ、好きな人の誕生日が今日だって事、【今】知ったんですよ？！ていうか、そういえばそうだ。私今まで、ルーピン先生に誕生日とか星座とか聞いた事無かった！！！
「どうかしたって訳じゃないんですけど…」
ル「うん？」
「もう少し早く言ってくれてれば、お祝いできたのに...なんて思って。」
もっと早く、せめて昨日知ってれば何かしら先生にプレゼント出来たのに。『もう少し早く言ってくれてれば』なんて私は言ったけれど、そんなの八つ当たりじゃないか。私が自分からルーピン先生に聞いてれば、それで良かったんだから。
「すみません、私が聞いておけば良かったですよね。ただの生徒の私がこんなこと言って...ごめんなさい........。」
ル「いいんだよ、謝らなくて。むしろ私は嬉しいよ。」
「な、なんで？」
ル「大切な生徒が、私の誕生日を祝おうとしてくれるだけでも、十分過ぎる誕生日プレゼントだ。ありがとう、A。」
ルーピン先生はいったい、どこまで謙虚なんだろう。何もしてない私に、ありがとうって言うなんて。
「来年は、来年は絶対にお祝いしますから！」
ル「来年........？」
「はい！来年は絶対にプレゼント用意して、ルーピン先生の事ビックリさせるんで！！！覚悟しておいてくださいね。」
来年こそは、ルーピン先生の誕生日をきちんと祝うんだ！！！
ル「ふふっ、楽しみにしてるよ。」
ルーピン先生は子供みたいに無邪気な笑顔でそう言った。
もしも、来年のルーピン先生の誕生日を、【生徒】としてでは無く、もっと近くて、もっと特別な、そんな存在として祝えたなら＿＿＿＿＿＿＿＿＿
来年の私は、ルーピン先生にとってどんな存在になってるんだろう。
少しでも、ルーピン先生に振り向いてもらえたらいいな。
来年こそは、1番に、誰よりも先に、貴方に【おめでとう】を伝えるから──────────
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no non(プロフ) - ﾌ､ﾌｵｵｵｵｵｵｵ！！！10,000hitありがとうございます！！！！！ (2021年6月7日 16時) (
レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - 合計5,000hit...！！！ありがとうございます！！！ (2020年11月11日 8時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - 番外編ながら、1000ヒット超え、本当に感謝しております。本編ともにこれからもよろしくお願い致します：) 皆様のご健康とご多幸を祈って、ご挨拶と代えさせていただきます。 (2020年4月28日 22時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：no non | 作成日時：2020年3月6日 12時
