1話 ページ2
雨が降っている。遠くで犬の吠える声がした。床には血溜りが広がっていて。
月が綺麗だなぁなんて、場違いなことを思った。
ごとっと赤いものがついた鎌を取り落とす。鎌は床に落ちた瞬間、消えてしまった。鎌が普通の鎌では無いことを物語っていた。
もう何も考えたくなくて、鎌を空中からもう一度取り出し、首に近づけた。
こんなはずじゃなかった。あんなお母様もお父様も見たことは無かった。
「ごめんなさい......。」
カチャリと鎌を構えて、首に食い込もうとする。
その瞬間_
ドゴォォン!!!
はっと玄関を見ると、ドアが無残にも破壊されていた。
??「あ?こりゃァどういうことだ。真っ暗じゃねェか。」
バンッ!!!
??「うわっ!血だらけ...。ン?...手前誰だァ?」
そこには、夕陽色の髪と珍しい形の帽子を被った背の低い男が立っていた。
幽「...あなたこそ、誰?」
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桜子(プロフ) - とても面白いと思いました(*≧∀≦*)これからの投稿も楽しみにしています。(*´∇`*) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 5d5806e9d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NOAH | 作成日時:2019年8月13日 0時