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理論を整えるための根拠を収集するために色んな事に臆す事なく首を突っ込んで調べたり、人に絡んだりする。旺盛な好奇心と、それを満たすだけの度胸と行動力があり、少々常識の範囲スレスレの手段をとることも。その奇行も本人の中では「しっかり思考した上での慎重な行動」と定義されているのがタチが悪い。
【サンプルボイス】
「自己紹介? ……高島、高島天光です。年は17、高2。霊感強いんで守護霊とかそういうの見えます」
「それは……いや、やっぱり何でもない」
「どうしてもそうしたいなら別にいいですよ。俺も自分の意見を意地でも押し通したいわけじゃないので」
「好きな食べ物……その情報引き出して、一体何に使うの? あ、言いたくないわけじゃなくて……Aさんが、俺にそれを聞く理由が知りたいんだよ」
「別に隠してたわけじゃないって。納得いく論理をつくるのに時間がかかったんだよ」
「なんて言えばいいのかな。日常的に見慣れてるんだ、死体……いや、おかしいな。この言い方も」
「いざって時には貴女のために投げてもいいですけど……まあ、同情はそれをする理由にはなりません。一応、一度人に救われた命なので」
「俺もリアリストですよ、どちらかというと。目に見えるものしか信じません」
「気を強く持っていて下さい。生きてる内は協力できますけど、幽霊の貴女には何もできませんから」
【備考】
過去:小学4年生の時、連続殺人犯に誘拐された事がある。犯人はその2日後に捕まった。
拐われる際に頭を強く殴られた。その頭への強い衝撃によって、以後霊的なものが見える霊感体質に。霊的なものが見える、また念の強いものであれば会話も可能なのだとか。特に恐怖心などはない。惨たらしい死に方をした人間の幽霊は、死亡時そのままのこともあるため、ある意味死体は見慣れている。
犯人がすぐに逮捕されたのも偶然ではなく、犯人の手で以前殺された子供の幽霊が閉じ込められていた場所からの脱出方法を教えてくれたから。脱出し近くの交番に助けを求めた。
霊感体質は易々信じてもらえるものではないと分かっているため、必要だと感じた時や相手から尋ねられた時以外には基本打ち明けない。ただウケ狙いで自己紹介の時に言ってみることもある。しかし大抵しらけるため、近々完全に封印する予定。
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