何年間…<望said> ページ34
望said
保健室。
同じクラスで隣の席の
はっきり言って、苺ちゃんはかわええ方やと思う。有紀ともまた、違った雰囲気で。
苺『ごめんなぁ。望くん。』
望『んー？大丈夫やで！それよりお腹大丈夫なん？ちょっとベッドに横になっとき！』
苺『うん！そうする！』
望『じゃあ、ちゃんと寝とくんやで？ちょっと、先生に言うてくるわ！』
俺は苺ちゃんの側から離れようとした。
苺『待って。行かんといて。側に居って？……うちの、側に。』
望『え？』
苺『私、望くんのこと…好き。私と、付き合って？』
え？何これ…。
俺…告白されてるん…？
別にいいと思った。
新しい恋を始めるのも悪くない。
望『分かった。ええよ！付き合お！』
そう言うと、苺ちゃんは本当に嬉しそうに笑った。
その後、苺ちゃんはこんなことを言ったんや。
いつもAと一緒に登校してるから、振られるんじゃないかと思ったって。
望『A？ないない！Aはただの幼なじみやもん！』
確かにAとはいつも一緒に登校しとる。
だって家近いし。ずっと一緒に居ったから。
なんで、幼なじみってそういう風に見られるんかなぁ?分からへんわぁ…。
そんなとき、カーテンの開く音がした。
誰か居ったんや…。
カーテンの隙間から覗いて見る。
望『A？』
そう呼んでも、Aは振り向こうとしない。
代わりに隣に居った友達が、
『急いでるんで。』そう言うた。
おかしい。
Aが振り向かへんはずないんや。
だってAは、いつも俺が呼ぶと嬉しそうに振り向くんやで。
『何ー？望ー！』って…
嬉しそうに笑うんやで。
望『…A？泣いてるん？』
2人は、何も答えずに部屋から出て行った。
A…どしたん？
なんかあったん？俺に言うてや。
なんでこんなときも、Aは俺を頼ってくれへんの？
何年、幼なじみやってんねん…。
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ゆな*(プロフ) - めっちゃおもろいです! (2013年6月1日 14時) (
レス) id: e15afddae0 (このIDを非表示/違反報告)
クリス - この小説面白いです！これからも頑張って下さい。 (2013年5月16日 14時) (レス) id: d945bcb527 (このIDを非表示/違反報告)
のん。 - 7WESTfanさん» ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです(*^^*)更新頑張るので、これからもよろしくお願いします！ (2013年5月12日 12時) (レス) id: e57f4aa39a (このIDを非表示/違反報告)
7WESTfan(プロフ) - 読んでてすごく胸がキュ〜っとなりました。これからも更新頑張ってください!!! (2013年5月12日 0時) (レス) id: 4cbac9954c (このIDを非表示/違反報告)
のん。 - ゆうかさん» ありがとうございます！励みになります！頑張ります！ (2013年5月9日 23時) (レス) id: e57f4aa39a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2013年5月4日 13時
