検索窓
今日:3 hit、昨日:64 hit、合計:694,088 hit

23話 ページ25

どこまでが嘘か



「ん、過去の話は本当ですが、それ以降は全部嘘です」


「では何故僕が降谷零だと?」



覚えてたか、チクセウ



「少しこちらでも調べさせてもらいました。特殊ルートでね」


「ほう?FBI、ですか」



どんなけコイツFBI嫌いなんだよ。決め付けかよ



「いえ、FBIでは無いですよ。CIAでもないし、公安でもない」


「そうですか」



そうですそうです



「今日のところはこれで見逃します、が」



このことは他言無用ですよ、と釘を刺された。痛い




「ていうか、有利な立場俺なんだけどな〜」


「帰りますね」


「あ、はい。送りますよ」



鍋を持ちながら言う



「お願いします」



この人部下をコキ使うタイプか?



取り敢えず、安室さんを家の前まで送り鍋を渡した



「じゃ、バイバイですね」



と安室さんに背を向け帰ろうとすると



「ポアロ、」



ん?



振り返り安室さんを見る



「ポアロ、明日来てくれますか」



そう言った彼の目は涙で少し歪んでみえた

24話 安室side→←22話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (172 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
442人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2016年5月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。