11話 ページ13
何かずっと、いや時折目を逸らすが安室さんがこっち見てる
「あの聞きたいことって・・・?」
耐えきれず、安室さんに喋りかける
「ああ、それは・・・貴方が何者なのかお聞きしたくて」
「と言いますと」
「貴方は僕が歳を言っていないにも関わらず、僕より年下だと言った。それは何故です」
僕は年下に見られても、年上にはあまり見られませんから。と付け加えていった
「ふぅん。やっぱりそれか」
「やはり?」
「それ言ったとき、安室さんの顔一瞬だけど険しくなったから」
「ほぅ?で貴方は一体何者ですか」
けっ、やっぱり逸れないか
「安室さん探偵でしょ。それぐらい自分で調べて下さいよ」
「何故僕が探偵だと思ったんです」
「毛利先生って呼んでたから。それって何かしらの上下関係があるってことだから・・・後、毛利小五郎さんは探偵だから」
「なるほど。自分で言う気は無いんですね?」
「ええ、全く」
そうキッパリと言った
「・・・着きましたよ」
「本当だ、ありがとうございました」
車から降りて礼を言う
「いえ」
素っ気な
「そうだ。僕の家、貴方の家の隣ですので何かあったら言ってくださいね」
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作成日時:2016年5月3日 21時