夢売り屋

nightmare１４ ページ15

「決意が固まったようですね」

出口と書かれた扉とlevel３と書かれた扉の間に私達は立っている。




「えぇ…私は＿＿








逃げない!!


だから、現実に戻るわ」


もう、封印なんてしない




これは、私の人生なんだから




私の為でもあり、彼の為でもある…


夢に逃げていても何も解決しないし幸せなんてない!!




そして、出口と書かれた扉に手をかけた



ｶﾞﾁｬｯ



「……あれ？」


気付いたときには、自分の部屋にいた。



「あっ!?


遅刻するー!!」



鍵をかけて写真の彼に……



「行ってきます!!


優真……」



ﾊﾟﾀﾝｯ



彼の時は止まってしまったけど私の時は止まってない






だから、彼の分も幸せになってやる!!






＿＿＿＿




「ﾌｩ……芽亜さん……


貴方はお強い方なのですね…」




でも、皆さん貴方みたく強い方ではありませんよ？




夢から逃げてもう二度と目を覚ますことは出来ませんから……






「いらっしゃいませ!!



夢売り屋へようこそ…



さぁ、貴方も自分の世界で生きてみませんか？





ただし、もう現実には戻れませんけど……ね？」









*see you again*

lastnight→←nightmare１３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す